この記事は2013年10月16日に書かれたものですが、2018年12月に更新しました。
2013年9月平均為替は1元=16円にゃ
2013年9月10日(日本を出てから5日目)
朝から新幹線にのって上海から蘇州に向かいました。
チケットは前日に購入。
蘇州は中国のベニスと言われる都だそうで、観光名所も沢山。
蘇州を見渡せる8角9層、高さ76mの北寺塔
階段で上に上がっていくと蘇州の見渡せます。
上から見た市街地
次は庭園へ
きれいだったけど、時期がすこし遅いからかハスの葉が枯れてたりして、
あまり写真は撮りませんでした。
それと、当たり前だけど
人が沢山
いい構図が思いついても絶え間なく人がいるので写真が撮れない。
ハス?食べれるんだ!???
この日はとても暑いのに、なぜかデニムを履いていたせいでかなり汗だくでした。
1日観光した後は寝台列車で黄山に向かう予定なので、列車に乗る前にさっぱりしたい。それを想定して、駅のインフォメーションで銭湯って漢字をメモしてもらっていました。
夕方ごろ、いざ行こうとタクシーやその辺の人に聞いても「何だそれは?」みたいな顔をされ、知らないって言われてしまい・・・・。教えてもらったインフォメーションもすでに終わってて聞き直すこともできず・・・。
結局さまよった上に、汗で余計ドロドロになってしまったので仕方なく公衆トイレで体を拭いて更衣。
湿気があると、汗かいて不快感極まりない。
そして寝台車で黄山に向かうのでした。
私の周りがほとんどがファミリーでアットホームな感じでした。
列車が黄山に到着する少し前から、駅員さんが黄山の地図を5元で売ってます。
それが列車を降りたあとの物売りは
「3元、いや半額の2.5元で買ってくれ」
って言ってきます。
じゃ、現地に行ったらいくらになるんだ?って思ったら現地は普通に5元で売ってましたw
なので地図を買う人は列車を降りたすぐ後にいる物売りから買いましょう!
さて、私がなぜ黄山に来たかというと、大阪から上海のフェリーで会った中国人女性のオススメです。
黄山は、中国・安徽省にある景勝地。伝説の仙境(仙人が住む世界)を彷彿とさせる独特の景観から、古代から「黄山を見ずして、山を見たというなかれ」と言われ、数多くの文人が訪れた。
Wikipedia
黄山の名は伝説上の王、黄帝がこの山で不老不死の霊薬を飲み、仙人になったという言い伝えに基づいている。秦の時代には黟山(いざん)と称されていたが、唐の時代には現在の黄山の名前に改められた。峰と雲が織り成す風景は、まさに仙人が住む世界「仙境」と言われている。多くの文人が憧れ、水墨画、漢詩などの題材となった。
と、そんな山です。
黄山へはまず湯口という場所までバスで移動し、
そこからロープーウェイ乗り場までこれまたバスで移動して入り口へ
私はこの湯口という黄山の麓で一泊することにして宿探し。
安宿探しに時間がかかり、結局見つかったのは100元(1600円)の個室のみ。
宿の人は英語不可。ミゾヨコの中国人の友達に頼んでチャットをしてもらい、翌日からの宿の予約と登山ルートを宿の人に考えてもらいました。親身になってもらえてよかった。
ここまで中国の人って結構冷たく感じていたけど、言葉の問題なんだね。
黄山に持っていくおやつあれこれ。
翌朝、入り口で入山料を払って黄山に入るのですがこれがまた230元と高い!(2013年9月)
ロープーウェイは別料金なのでもちろん私は歩いて登ることにしました。
観光名所ではあるけど、この山を登りに来る人はあまりいないみたい。
ロープーウェイの駅までの道はあまり人がいませんでした。
途中、大学生の団体が同じルートでした。山に登った時の叫び文句は日本みたいに「やっほー!」なら優雅ですけど、この国はないんですね。
必ずみんな
「うおーーーーー!うおーーーー!」
いうてます。
みんな腹の底から
「うおおおおーーーーーー!」
「ぐうおおおおおーーーーーーーーー!」
言うもんだから最初は
「だれか谷底に落ちた?!」
のかと思いましたよ。
しかもやまびこを待つ気は全くなし!何のために叫んでんだ!?
ロープーウェイの駅まで到着し、そこからさらにまた上ります。
登山道はデコボコとかじゃないからいいんだけど、山の登り下りがほんとに激しくて、時には角度が急すぎて両手も使いながらよじ登るようなところがあります。
これ、ほんとに大丈夫?みたいな道が沢山あってとってもスリリング
途中でこういう道が壊れて通行止になってるところもあり
なにかの拍子に今歩いているこの道も崩れたらと思うと焦ります。
ここも階段はあるんだけど風が吹いたら飛ばされて谷底に落ちたらと思うと
足がすくんで中腰で歩くことに。
宿はこんな感じ
なんと4つ星ホテル!
のドミトリーです(笑)(1泊100元)
鍵もかからない部屋だけど大丈夫でした。一応シャワーも暖かいのが出ました。
重い荷物を置いて、サンセットを見に最高峰の山「光明頂」に行きましたが霧で残念ながら見えず・・・・。
ま、もともと霧の合間から山がのぞく水墨画のような景色が有名なわけで、そうなると晴天率もあまりよくないので仕方ないですね・・・。
そして2日目は西海大峡谷というところを一周して別の宿に泊まる予定で進みます。
調子よく進んでいると前からスタッフの人がきて何やら行ってきます。
なになに?向こうの道、「NO?!?!」
えーーー!行き止まり?また来た道もどるん?
今まで歩いた道は急な階段の下り。
それを昼も過ぎたこの時間から引き返すって?
ぜったい宿にたどり着けんし!
私の取った行動は、引き返さず遠回りをしてでも次の宿に行く、でした。
ひたすら急な階段を下ります。
膝が痛み出したので、時には四つん這いで後ろから降りたりしながら下ります。
すでに景色を楽しむとか、どうでもよくなってます。
膝いて〜・・・・・・。
そして、やっとの思いでたどり着いたのは
これから先は登りの連続の登山道と
その横にはロープーウェイの甘い誘惑( ;∀;)
すでに下りで力を使い果たした私はロープーウェイの誘惑に勝てませんでした。
まぁね、無理して登って途中で動けなくなっても一人なんでねここは大事を取りました。
中国ではどうやらツアーのお客さんは帽子を配られるようで
みんな同じの帽子をかぶっています。
わかりずらいけどこんな感じ
左には赤のキャップの団体
右には黄色のハットの団体
色も種類も様々で、ツアーで来るときにはわかりやすくていいですね。
で、ロープーウェイにもこんな帽子をかぶっているひとが
ん〜、かぶり方間違ってる気がする。
最初に見かけた時はギャグかと思ってたんですが、
どうも毅然とした態度でかぶってます。
しかも、この形の帽子だと結構見かけるんですよ。
ん〜。
たぶん、日本の普通と中国の普通はこんなところでもまたちょっと違うんだなと思った瞬間でした。
2泊3日しましたが結局きれいな朝日も夕日も見れませんでした( ;∀;)
それでも、雲の隙間から朝日がのぞいたときは
みんなでまた
「うおーーー!!!」って
でも、やっぱり不完全燃焼・・・。もっと絶景が見たい。
せっかく来たんだから、もう一泊延泊してみようか・・・?通りがかりのホテルの掲示板では、夕日が観れる確率40%となっていました。
どうしよ〜。このままだと、黄山の思い出が
何千もの階段を霧の中で登ったり降りたりしただけの悲しい旅行者
という残念な印象で終わってしまうし。
と悩んでいたら、黄山の神様が降りてきました。
飛来石ってところで突然霧がパーッと晴れて
飛来石がバッチリ見れました!!
そして気づいたら、私まで
うおおーーーーー!!!!
叫んでました。
ところで、ロープーウェイがあるのに、
こんな苛酷な道のりを人が荷物を運びます
まじでしんどすぎ。
見てるだけで肩が痛くなります・・・・。
ご自愛くださいませ。
黄山ではあとからこうすればよかった、ああすればよかったっていうのが結構あったのでこの場で振り返りたいと思います。
そんなに日本人を見かけなかったので誰の助けにもならないでしょうけど、私の覚書ということで・・・。
今回は黄山の麓の宿の人のおすすめルートで行ったんですが、宿の人もリアルタイムで山の状況を知っているわけではないです。
きちんと黄山のインフォメーションで通行できるか確認する。
時期によっては入れない山もあるので確認。
また、今新しいロープーウェイが出来たりしているので、標識も時にはあてにならないので、不安に思ったら確認する。
ほとんど平地はないので道を間違えるとかなりのダメージです。
急勾配を人力で運んでくれるのでもちろん物価が高騰します。
無駄な出費を抑えたければカップラーメンなどの用意を。
水も4〜8倍にはね上がるので、気にならなければ水筒持参でお茶を作ることもできます。
ミゾヨコは暑かったので一日に2〜3リットルは飲みました。
テント持参すると宿泊代も大きく節約になりますが、お風呂等の設備が使えるかは不明。
3日目の下りは雲谷寺ではない方へ下山しました。(赤で丸したところ)
見晴らしも道もあまり良くなかったので、雲谷寺の方から帰ればよかったと思いました。
上がってからも登山道はほぼ階段です。
平地を歩くことはほとんどありません。
相当数の階段がを登り降りすることになります。
BMI:25の立派な肥満体型のミゾヨコは見事に膝負傷しました(泣
以上が黄山のまとめになります。
ミゾヨコは下山した後、
ATMにカードを忘れる
という失態をおかしてしまいました。
まだ旅が始まって9日目のことです・・・・。
思い出すと自己嫌悪におちいるので封印しときます。
はあ〜。ミゾヨコのおっちょこちょいがマシになる日はくるのでしょうか・・・。