この記事は2013年12月に書かれたものですが、修正して19年2月に更新しました。
2013年12月為替は1000ミャンマーチャット=約72円にゃ
2013年12月16日 世界一周100日目
そして前回の続き、今日はミャンマーのバガンのお話です。
インレー湖からバガンへは、また夜行バスで移動します。(バス代11000チャット)
ホテルからピックアップしてもらい、バス会社の事務所でバスを待ちます。
みんなTVにくぎ付け。
どうやらサッカーの試合があった様子。
そしてバスに乗り込み、おやすみなさい(-_-)zzz
前回のバスは枕やブランケットがついていたんですが、時間が短かったからか今回はなし。
バガン到着もめっちゃ早朝、朝4時でした。
本当は地球の歩き方に載っている有名ゲストハウス、その名も
「ピンサルパゲストハウス」
に泊まりたかったのですが、高い部屋しか空いておらずあえなく断念。
近くの安宿にチェックインしました。
宿を見つけたら荷物を置いて自転車を借りて朝日を見に行きます。
と、その前にバガンとは
バガンは、ミャンマー・マンダレー地方域にある地名で、旧名はパガン。カンボジアのアンコール・ワット、インドネシアのボロブドゥールとともに、世界三大仏教遺跡のひとつと称され、イラワジ川中流域の東岸の平野部一帯に、大小さまざまな仏教遺跡が林立している。バガンとは、広くこの遺跡群[の存在する地域を指し、ミャンマー屈指の仏教聖地である。その一部の城壁に囲まれたオールドバガンは、考古学保護区に指定されている。点在するパゴダや寺院のほとんどは11世紀から13世紀に建てられたもので、大きいものや小さいものがある。本来は漆喰により仕上げられた鮮やかな白色をしているが、管理者のない仏塔は漆喰が剥がれレンガの赤茶色の外観となる。仏塔の数は、3000を超えるといわれている。
Wikipedia
と言うことです。
散在するパゴダと夕日と気球のコラボレーションが大変人気なインスタスポット。
遺跡があるところはほとんどが砂漠のようになっていて、砂地。
あまりにもサラサラすぎて結局自転車と押して歩くことになり相当しんどかった。
そしてバガン遺跡に到着。ありえない角度の階段を登ります
すると、バガンの遺跡がパノラマで見えます。
残念ながら曇りで朝日らしいものは見えず、しばしウロウロ
そして夕方も、夕日を見に遺跡へ
馬車を選ぶとこんな感じです
また懲りもせず、自転車。
日中は暑いからできるだけ日が暮れてから行こうと思っていたけど、少し読みが甘かった。
やばい!日の入りが近づいてるよ〜
でも、砂地で思うように自転車がこげない。
なるべく車が通った後を選んで自転車に乗ったり、割と植物が生えているようなところを強引に進んだり。
だんだん日が沈んでくる。
さ、サンセットだけは何としても見たいと願いながら自転車立ちこぎしてみたりしながら必死に進むミゾヨコの前に、大きな土埃の集団が見えてきた。
放牧バッファローの大移動
しかも
前を横切るのかと思っていた団体はミゾヨコと同じ進行方向に向きを変え
道を占領しながら歩いていくではないですか!!!
へたに刺激してツノで突かれても怖いのでかなりビビりながらバッファロー少しずつかわし、土ぼこりと戦いながらやっとこさ団体から脱出。
パゴダ駐車場に着き急いで登り口に行きましたが、今度は細い階段が夕日を見終わって帰ろうとする下りの行列で一杯で入れず・・・・。
結局駐車場で夕日を見ることに・・・
バガンの夕日といえば、うまくいけばこんな夕日が見れるところ
こんな写真が撮りたかったのに・・・・(泣)
さよなら!絶景!!!
※2019年現在はどのパゴダにも登ることができなくなったそうです。
仕方ないのでまた来た道を戻ります。
自転車にまたがり、再び気合で砂漠を帰ります。
と、ここでまたトラブル発生
砂の上とはいえ、なんか自転車が乗りにくい。
全然進まん。
おかしいな・・・・・。
何かチェーンに引っかかってこぎにくくなってるのかな?
!!!!!!!
後ろのタイヤペッちゃんこでした。
げー!
人通りの多いメインの道まで
2キロはありますけど!!
暗くなったこの道
一人で帰るんですか!!!
なんて言っても始まらないのでさっさと歩きます。
ん?
なんか、自転車が変!
!!!!!!!!
今度は前輪がパンク!
パンク自体人生で数えるほどしか経験ないのに、なんでこのタイミングで前後のタイヤがパンクすんだよ!!!!
考えだすと、どんどん起きた事実の上に歪められた妄想が重なってきた。
「そう言えば、この道からメイン道路に出るところで子どもが自転車の空気入れとかやってたな」
「もしやあのクソガキ、商売しようと思って私の自転車に悪戯したな!」
「・・・・・・そう言えば、駐車場で待ってたドライバーがこっち見て笑ってた」
「もしや、後から車で追いかけてきて莫大なタクシー代ぼったくる気だな!」
被害妄想が爆走
一瞬にして誰も信用できなくなりました。
やがて辺りが真っ暗となり、通りがかりに色んな人から
「大丈夫?」
「車呼ぼうか?」
温かい言葉にさえも疑心暗鬼になり一人でイライラ
でも、夜の砂漠を一人歩いていると、流石に不安にもなってくるんです。
なんで自分がこんな目に・・・・
完全にふさぎ込み、
ミャンマーなんて大嫌いだーーーーー!!!
って、思い始めていたその時腕をかすめた鋭利な物が・・・・・・・・・
痛っ!!
何かに引っかかれたような気がしました。
辺りは荒野の真ん中、あるのは砂漠で育つ植物のみ。
よくよく見てみると
バラのトゲ長くより強力なトゲを持つ植物
・・・・・そう言えば、
急いで走ってるときこの植物踏んでいった気が・・・・。
見事にタイヤにそのとげがぶち刺さってました。
ミャンマーのみなさん、疑ってすみませんでいた!!!!
ミゾヨコの機嫌は一気に治り(当たり前ですが)
あんなにやさしくしてくれるミャンマー人を疑ってしまったことを後悔しました。
誰に言うわけでもありませんが、心の中で何度も謝りました。
とぼとぼと暗闇の中自転車を押していると一筋の光が・・・・・
若者が乗り合わせているトラックが止まって女の子が歩いてきました。
理由を話すと
「自転車も一緒に乗せてあげるから、一緒に帰りましょう」
ありがとおおおおお(泣)
トラックの荷台には20代の若い男女が乗っていて、遺跡のところでアンケートを取ったのだとか。
感謝しかありません。
お言葉に甘えて自転車ごと載せていってもらいます。
「よかったらアンケートに答えてもらいたいので事務所へ遊びに来てください」
へーへー喜んで!
自転車も持って帰ってもらった上に、貸自転車のお店に行ってパンク料金もミャンマー人料金にしてもらえたし。
どこでも付いていきますよ〜〜〜♪
・・・・そして、まんまとこの事務所で高額のツアー代金を払わされてしまうのでした。
ちゃんちゃん♪
なんていうのは嘘です。
そのあとは彼らの事務所に帰り、アンケートに協力。
どうも、彼女たちはNPOのアルバイトで集まった学生で、ミャンマーの貧しい女性の自立支援をされているそう。
彼女たちに裁縫技術を教えて、これから何を作ればいいのかビジネスになるのかをリサーチしているのでした。
早速私もアンケート回答後、斜め掛けのポーチを購入。
他にもキーホルダーやおもちゃなんかも
その時ミゾヨコは思ったのでした。
看護師とはまた違った方法で、こうやって人を支えられる仕事もいいなあ〜。
安定した収入があれば子どもを学校に行かせられる。
↓
子どもが学べば、大人になっても生き抜く道ができる。
↓
貧困から脱出できる。
ここにある民芸品が、そのお菓子一つが、これからの彼らを救う。
困ってる人に直接お金や食べ物をあげるのもいいことかもしれないけど、私が必要だと思うのは
彼らが自分で生き抜く力
そのための技術を取得することを手伝ったり、子どもが学校に行けるようにするお手伝い。
今ミゾヨコが一番興味のあるトピックです。
出来ればこのブログを通して募金募ったり、マラソンと絡めて企画したいな〜
なんて、思うこともあるんです。いつも思うだけなんですけどねw
っと、話はずれましたが今日はこれまで。
これからミャンマーに行かれる方も、是非彼らと会った際にはアンケートの協力お願いします<(_ _)>