この記事は2014年に書かれたものですが修正して2019年に更新しています。
2014年の為替は1ネパールルピー=1円です。
2014年5月17日 世界一周253日目
デリーからカトマンズまで一気にバスで移動したミゾヨコは、友達のKちゃんと看護師仲間のMさんと待ち合わせて久々の再会を果たしました。
Mさんは元職場の同僚で、すでに南米、ヨーロッパ、アフリカと行っていて旅の終盤にネパール・インドを経て帰国の方向。
Kちゃんは自称輸入業と言う怪しい職業だが、おかげで暇を見つけてミゾヨコの大冒険に付き合ってくれる希少なおっさん。
ゆかいな仲間が二人も増えたので、張り切ってミゾヨコがカトマンズのガイドをしました。
まずは日本食に飢えているHさんへ「絆」のフルコース。みんなで天丼、カツ丼、ズタ丼を頼んでむさぼりました。これが本当に正解。ご飯の硬さといいい、ボリュームといい、中年にさしかかったミゾヨコ一行の胃袋を満たすのには十分すぎる量。
ね、すごいでしょ(笑
オーナーは日本で修行したことがあるそうです。
そしてこの後はインドに向けて観光する予定なので、インドビザの申請。
今度は代理申請なんてせずに申し込みました。その話はこちら→「インドビザ@カトマンズ 代行に頼んでトラブルになったって話」
申請も無事終わり、結果が返ってくるまでの間にすることがないので、みんなでチトワン国立公園に行くことになりました。
2014年5月20日 世界一周256日目
チトワン国立公園は、中央ネパール南部のタライ平原の一角に位置する、ジャングルを保護する目的で設置された自然保護公園。1973年にネパール初の国立公園に指定され、さらに1984年にユネスコの世界遺産に登録された。
Wikipedia
今回泊まった宿はこちら。
友達紹介プログラムでブッキングドットコムを「紹介した人」と「紹介された人」の両方に1800円がプレゼントされるキャンペーン実施中です。
一部屋を3人でシェアして500ルピー、シャワー付きで部屋もきれいでした。
宿代が安いのは、その分サファリで儲けるっていう目的らしく、一人1500ルピーぐらいでエレファントライドと、ウォーキングサファリを申し込みました。
そして到着当日はフリーウォーキングツアーでこのあたりの案内をしてもらいました。
像がいっぱいいてテンション上がります。
どうやらアフリカゾウと違うところを見分けるには耳の向きだそうです。
前に向かって耳が広がってる方がアフリカで、後ろがネパール近郊に生息するゾウ。
こちらが象にあげるご飯。
彼が本日ガイドをしてくれた宿のオーナーです。
とても親切で、ご飯もまずまず美味しかったのでおすすめします。
2014年5月22日 世界一周258日目
チトワンで有名なのは、もちろんここでしか見れない固有の動物を見に行くサファリなんですが、サファリにも歩いて行くサファリやジープに乗って動物を探しに行くサファリなどいくつか種類がありました。
ジープの長所は何と言っても遠くまで行けることと、歩きより安全である事。しかしジープの音で野生動物が逃げてしまうこともしばしばあるとの事で、私たちは徒歩で行ける範囲の場所で野生動物を探すことにしました。
ツアーの最初に野生動物に会った時の対処法を習います。その中で印象的だったのがサイに遭遇した時。
突進してくるのでジグザグに逃げて木に登る
本当に遭遇した時に冷静にジグザグできるかは疑問ですが、あとは出たとこ勝負で行くしかない。
ちなみに、ガイドがもしもの時のために武器を持っていましたが、ドラクエで比較的安価に手に入る「ひのきのぼう」と同様の攻撃力。最安の「竹ざお」よりは頼りになるが、せめて「銅のつるぎ」レベルは欲しかった。
出発してしばらくは川沿いの道を歩きます。早速ワニです。本当に歩いて大丈夫?
さっきワニがいたところをボートで渡ります。
絶対落ちたくない
川を渡ると森を歩きます。
この時期は棉(わた)のシーズンだそうで自生したわたがふわふわと飛んでいました。
おっとここでガイドが何か見つけました。
何であったかはうろ覚えですが猛獣であったことは確か。やっぱり銅のつるぎが欲しい。
その後も猛獣の糞を発見し、ドキドキ。
とりあえず、ネコ科のヒョウだったかは常に木に登っていると言うので上下左右くまなく警戒しながら進みます。
時にはガイドの勘を頼りに川を無理やり横切ります。
ガイドはなんとなくけだるい感じで、また動物の糞を見つけてはこれはヒョウだとかなんとか言ってましたが、、、、
そろそろ糞でなくて動物が見たいんだけど・・・・・・。
さらに進むと周りがひらけてきます。
後はひたすら歩く。
次第に視界が開けて、広い草原地帯に突入
はー、今日は何も見れずに終わるかもなーと思っていた矢先
緊急事態発生!!!!
なんと、この頃インドサイの繁殖期で
近づくオスのサイにメスが激昂
「や、やばい!こっちにくるぞー!!!みんな、逃げろ!!!!」
オスは、完全に嫌われているにも関わらず、諦めきれないのか時折後ろ髪を引かれるようにメスの顔色を伺いながらもすごすごと退却。
ネダパニ(混乱する呪文)をかけられたかのようなメスのサイは、遠慮がちに様子を見るオスにさえも気に入らないらしく、ぶっ飛ばす勢いで攻撃を仕掛けて追いかけていく。
あるものは森に逃げ、あるものは木に登り、あたりはパニック。さすがに激昂したサイには「にげる」コマンド一択でしょう。
ミゾヨコたちも200メートルくらいのところにいたので写真撮る間もなく避難・・・・・・
結局メスのサイは時々オスを威嚇しながら川に入りどこかに行ってしまいました。
はー怖かった。
パニックになっていた人たちも徐々に平常心となりそれぞれの道へ散っていきました。
ミゾヨコ一行はと言うと、本日の宿泊先近くでシャワー代わりの水浴びを済ませ、ビールを飲んで就寝。
この頃には午前中にワニを見たことなんてすっかり忘れてはしゃいでました。
そして二日目、またひたすら歩く。
ミゾヨコたちの前に現れたのは鹿さんたち
とても臆病で近くまでは行けませんでした。
その後も動物散策を続けましたが、何も現れず・・・・。
結局ミゾヨコ一行に必要な装備は「竹ざお」と「旅びとの服」で十分でした。
その後は象に乗ってサファリに行くため、残り3.5km のウォーキングサファリをジープでショートカットして帰りました。
象のサファリはこの象の上の木枠の中に人が座って森を歩きます。
我が物顔で歩く象
これは象用のゴミ箱
と言っても、人間が捨てたゴミを象が拾って入れてくれたり、象に乗った人間が捨てるためにあります。
ここでも、期待した動物は見ることができず、できたのは孔雀。
ここにいた象はみんな人間によって調教されていますが、チトワンには野生の象もたくさんいるそうです。
中には森でご飯が見つけられず、村の野菜を狙いにくる象がいたそうです。
怒った村人は畑に象が入ってこれないよう、しっかり囲いをしたそうですが、今度は象が怒って村人を鼻と足でボッコボコにした事件があったとか。
それからというもの、その象は
チトワンのロドリゲス
と名前が付けられているそうです(笑)
鹿とワニとサイの他に見れたのはなんと孔雀だけだったという悲しい結末でしたが、サイの激昂が見れたので満足したミゾヨコでした。
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