この記事は2014年に書かれたものですが修正して2019年に更新しています。
2014年の為替は1インドルピー=1.6円です。
2014年3月吉日
ネパールから駆け足で旅を続けてきたミゾヨコですが、ホーリー祭をジャイサルメールで楽しんだ後はなんだか旅に疲れてしまい、もう少し長居することにしました。
毎日撮りためた写真の整理をしたり、ブログを書いたり、ぼーっとしたり、ぶらぶらしたりの毎日。すっかり気に入ってしまい、この後何回もジャイサルメールには帰ってきていたのでかなり詳しくなりました。
この記事ではミゾヨコが実際に行ってお気に入りの場所を全力で紹介したいと思います。
ジャイサルメールで有名なのは何と言ってもキャメルサファリです。
ガイドブックではサム砂漠も有名です。ミゾヨコはサム砂丘のテント泊、ジャイサルメールからのキャメルサファリツアーを両方経験したのでそれを踏まえて説明します。
ジャイサルメールから42km西にあります。ジャイサルメールからは公共のバスで行くか、バイクをレンタルするか、ジープチャーターになります。一番手っ取り早いのはチャーターですが、安く済ませたい人にはバスがおすすめ。
私はジープで行ってテントに泊まった事もあるし、バイクで行った事もあります。
旅慣れていてただ「ラクダに乗る」だけが目的なら現地で声をかけてくるキャメルマンに交渉すれば安くあがありますが、砂漠は汚いし観光客も多くゆっくりできないので日帰りはおすすめしません。
テントはいわゆるアウトドアキャンプ用のテントというよりは、宿泊施設用の豪華なテントになります。ベッドがあり、トイレやシャワーがついている事もありますが、お湯は出ないと思っていた方がいいです。
こちらは塩砂漠のマラソン大会の時のテントですが、同じものです。
このようなキャンプのホテルはサム砂丘の周りに点在していますが、自力で行くにはバイクかチャーターが必要です。私はジャイサルメール のツアー会社で予約しました。
日帰りの安いツアーから2000ルピーくらいまで様々なツアーがあります。
街中で声をかけてくるインド人の中には、ツアー会社の人ではなく、その客を紹介してコミッションで稼いでいる人が大勢います。ちなみにこの地方で客引きの事をラプカと言います。あんまりひつこい時は「ラプカはいらない」とはっきり言いましょう。相手がびっくりして大人しくなるはずです(笑)
豪華な食事と暖かい毛布もついていると言って申し込んだのに、行ってみたら質素な食事と薄いブランケットしかなく、お腹が空いたまま凍えた夜を明かしたという旅行者。また、ひとり旅の女性はツアーだと思ってついていくと、実はそのインド人と二人きりで砂漠に取り残されて、セクハラされそうになるといった事件も実際に聞きました。
せっかく楽しい思い出を作る為にわざわざインドまで来たのに、嫌な思いをしたのではお金だけでなく時間も無駄にしてしまいます。そうならない為にもツアーに参加するときは、必ずトリップアドバイザーなどを参考にして信用のできる会社に直接申し込んだ方がいいです。
私がお世話になったツアー会社は、ゲストハウスも経営しているワンダーラストというところです。サファリの様子はこちらを参照ください。↓
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フォート内は迷路のようになっており、いく先行く先でうざいインド人に話しかけられるが、お土産屋やレストランが点在しているので歩いていて楽しい。
おすすめは黒で丸をしているKUKUコーヒーショップで夕日を眺めながらゆっくりするのに丁度いいです。
右下のビューポイントは日中でもいいですが、その裏にいくつかゲストハウスがあるので泊まって早朝に朝日を見るのもおすすめです。
ジャイナ教は空いている時間が限られているので事前にチェックしてください。
このおじさん、よくフォートの入り口でバスキングしてたんですけど
実は、めっちゃ有名な演奏家でジャイサルメールを拠点に活動しているそうです。
みかんやさん
1キロ30円ほどで買えます。
ラジャスタン州の女性は長い布をまとったサリーだけでなく、スカートタイプのゴージャスな服を着ています。
この女性の服装も一目見ただけでカーストや民族がわかるそうです。
Desert Boy’s Dhani値段は高めだが美味しい。
近くのガディサール湖まで徒歩でお散歩
砂漠地帯のオアシス、観光客だけでなくローカルが涼んでいたりもします。
魚に餌やってる人発見
ていうか、すごい大群(´゚д゚`)
ここまで沢山いると気持ち悪い
インドでは貧しい人や動物に施しすることがいいとされる文化なので、魚も増えたい放題なんでしょう。
そして、この湖の入り口には装飾の立派な門があり、その門には物語があるそうです。
昔マハラジャは複数の妻だけでなく、様々な民族・カーストから選ばれた美女も迎え入れ住むところを与えて生活していた。
ある日、その中の一人がマハラジャにお願いごとをしたそうです。
美女:王様、私達のお願いを一つだけかなえてくれませんか?
マハラジャ:わかった、何でもかなえてやろう
美女:ガディサール湖の入り口に私達の名前を彫った立派な門を建ててください。
そして、マハラジャは美女達の言った通りの門を建てたそうです。
すると、町中が大騒ぎに、、、、
町の人:いくらマハラジャに使える美女だって、身分の低い女が建てた門をくぐる事なんてできない!
そう、彼女達はマハラジャの夜のお相手であはありますが、カーストは出身のものと変わらないのです。
彼女たちの建てた門をくぐるって事はいろんな意味で町の人を困惑させました。
それを聞いたマハラジャは門を即刻取り壊すように命令。
しかし美女達は一枚上手でした。
彼女達は門を建てる時、一番上に小さな寺院を建てていたのです。
ヒンドゥー教では一度建てられた寺院を壊すことはご法度。
だから、門は壊されなかったのです。
それ以降現在に至るまで、マハラジャだけでなくカーストが高い人もその門を避けて遠回りしてこの湖に行くようになったそうです。
それが、このクリシュナ寺院です。
インドのこうした昔話は、聞いていて結構面白いです。
そしてこちらはハンドクラフトショップ
ネパールであった韓国人のサニーちゃんが、パキスタンで買ったお財布と柄がよく似ていました。
(彼女にまつわるお話はこちら)
パキスタンやインド西部ではこうした手仕事が有名で、昔から家族に受け継がれてきたそうです。近年では高価で取引されるようになり、貧困から家宝を手放して売ってしまう人がいるのだそうです。
結構ツボなものもあったけど、高いしあちこちダメージがあって何も買わず・・・・・。またいつか、ピンときたやつに出会えるといいな。
長距離バスチケットの会社がある交差点をハヌマンサークルといい、反対側にいつも地元のお客さんでいっぱいのチャイ屋があります。
チャイも美味しいですけど、寒い夜に(名前を忘れてしまったんですが)飲むミルクとサフランを煮込んだやつがお気に入りでした。
南インドのスナックは丸い大きなせんべいのような、もっと薄いものに玉ねぎとカレーがかけてあって美味しいです。
割高ですが、Torioレストランは期待を裏切りません。
フォートよりすぐ北側はお土産屋と地元の人たちの生活用品などが売られている商店街があります。
こちらは路上の八百屋
大都会では冷蔵庫も普及しつつありますが、田舎ではまだまだ貴重です。冷蔵車も少ないので、並んでいるのはほとんど旬の野菜のみ。
夏場は気温が40近くまで上がり、野菜が高騰した上に品質が悪いそうです。日本のように、年中どこでも買える野菜の種類はとても少ないのです。
こちらはマーケットのはずれにて、金物を売る村人(出没場所は地図参照)
ジャイサルメールよりさらに田舎から出稼ぎで来ているそうです。
結婚している人はずーっとこの腕の白い輪っかをつけているそうです。20ルピー払って写真撮らせてもらいました。
静かでゆっくりできるゲストハウス。レビューを見てみる
時間帯によってホットシャワーあり。
ここからキャメルサファリツアーに行きました。宿泊すると割引あり?!
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上のワンダーラストゲストハウスから徒歩1分北にあります。レビューを見てみる
韓国料理が好きで5回以上韓国に行ったことがありますが、インドでここまでの味が出せるのが素晴らしいです。インド料理に飽き飽きしていたのでよくお世話になりました。
ワンダーラストに移ってから行ってませんが、時間があれば行ってみてもいいところです。
真南にフォート。この右側に夕日が落ちていきますが、残念ながら城塞とは重ならず一緒に写真を撮ることは出来ません。。。。
インド人は、本当にパーソナルスペースが狭い・・・・。
トリオレストランの裏側
マウントアブーにいた牛様はレストランで待っていたらご飯が出てきましたが、そんなことばかりではありません。
彼らもやはり、ゴミをあさって生きていかないといけないのです。
最近はプラスチックゴミが増えて、お腹の中がビニール袋でパンパンになった牛が多いです・・・・。
なんだか、神様って言う割に扱いがひどい・・・・・。
お尻を穴に入れてお昼寝。
癒されます。
インドに来て改めて認識したことといえば、基本的に犬は夜行性だと言うこと。
夜になると、昼間に寝ている犬たちの目がらんらんとしてよく遠吠えをしてます。
またお昼寝わんこ。
そう言えば、オームカレシュワールからのお腹の調子は2週間くらいかけてゆっくり回復しました。もう、顔を舐めさせることもしなくなりました(笑)
しっかり静養をしたミゾヨコは、今度こそプシュカルを目指すのでした。