この記事は2014年に書かれたものですが修正して2019年に更新しています。
2014年の為替は1インドルピー=1.6円です。
2014年3月10日 世界一周186日目
九死に一生を経たミゾヨコは、続いてジョードプルへ向かうためのバスに乗りました。(210ルピー)
このバス、さっきまで雨が降っていて路面が濡れていると言うのにかなりの暴走運転。
乗合ジープをも吹っ飛ばす勢いでどんどん抜いていきます。
日本では荷物を運ぶ貨物車は時速80キロ制限で、乗客を乗せるバスは100キロまで出せます。それは沢山の命が載っている責任感もあるのか、バスの事故率が低いからだと聞きました。(違っていたらご指摘お待ちしています。)
ここインドでは、ちょっと変わったシステム。
バスやトラックなどが普通車免許と違うところまでは同じなのですが、なんと人を引き殺しても日本のような重罪にならないんです・・・・。
日本は事故をすると大きい車両が不利で、人やバイクに補償するのが当たり前ですが、インドはそんなこまかな制度ないんじゃないかと思います。
実際、マラソン大会に出ていた海外経験のあるインド人も「インドでは人命の価値がとても低い」と嘆いていました。
だからなのか、特に政府のバスはとても横暴な運転でヒヤヒヤする時があります。
向こうからバイクが来ていようがお構い無しに追い越しをかけるもんだから、怒ったバイクのおじさんがすれ違い様にバスに向けてツバかけているのも見たこともあります。
本当、日本ではあり得ないことが沢山・・・・・。
今回のバスはアブー山を下山してからも暴走していましたが、とりあえず一番安全そうな運転席の後ろに席を取り、横にもなれたのでそのまま眠りました。
2014年3月11日 世界一周187日目
バスを降りると、偶然にも日本人の大学生がいたので一緒に宿探し。歩き方で目星をつけていたディスカバリーゲストハウスへ。
すると、ちょうど今日は3月11日、3年前の大震災のあったあの日。
宿のオーナーと宿泊の皆で復興を祈り黙とう
この時には、その後も地震や豪雨被害が日本を襲うことなんて予想してなかったな・・・・。
そして観光へ
ジョードプルは漫画のワンピースに出てくるアラバスタ王国のモデルになったと知られている街。
早速メヘラーンガル城へ行ってみます。
入場料400ルピー
こちらの手形はお城の主であるマハラジャが死んだときに、後を追って死んだ女性の手形だそうです・・・・・。
昔は、こうして愛する人が死んだらその後を追う女性が多かったそう。
特に一夫多妻制だったマハラジャがなくなると大勢の女性が一緒に焼かれるのを希望。
それでも、中には焼かれながらあまりの熱さに助けを求める女性もいたため、ある時から女性たちの覚悟を試すことになったそうです。
その方法とは、ハルヴァというお菓子を素手で作ること。
グツグツに煮立ったバターに小麦粉を入れ素手で混ぜ、そのお菓子を作ることができた女性のみが亡きマハラジャを追って一緒に焼かれることができたそうです。
愛の深さがうかがえますが、私には・・・・・無理。
絶対熱いし!笑
ちなみに70年くらい前までこの様なことがあったそうですが、その後は政府によって中止になったそうです。
砂漠の州ラジャスターンでは男の人はターバンを巻いています。
このかたは警備員
女性は宗教やカーストにもよりますが、夫以外の男性には素顔が見られないようにサリーをまる被りする風習があるそうです。
お城から見るジョードプル市内
お城らしく、大砲を完備しています。
シルバー製のシーシャ
マハラジャの乗り物
窓枠はだいたいこのようなデザインで風を通します。
人目に出られないマハラジャの奥様たちは、ここから外を眺めていたそうです。
街がブルーです。
ちなみにここがブルーシティーと呼ばれていて、他にもピンクシティーと名のつくジャイプールとゴールデンシティーって言う名のジャイサルメールもあります。
チャイ屋にて
「写真撮って僕に頂戴」ってことでしたが、結局アドレスがどっかいっていました(悲)
ホーリーのお祭り前だからか、カラフルなインクが沢山並んでます。
壺屋 飲み水を溜めて置くものだそう。
これに水を入れておくと、気温50度近くまで上がってもお水はあまり熱くならないそうです。
ドンキーがかわいそう・・・・。
マーケットにて。
サリーの古着を売っています。
ジョードプルは大きな都市で外国人も沢山訪れるのか、そんなに好奇の目を浴びせられることが少なかったです。
クロックタワーにて。
と、こんな感じでジョードプルの観光は終わり。
オームカレシュワールからお腹の調子が悪いですが、相変わらず食べたらトイレへ直行していました。悲しい・・・。
マサラ味を一切受け付けない体になってしまい、仕方がないのでポテトチップスとキットカット、それにバナナという組み合わせの無限ループでした。
それもあってかお肌もガサガサ。
私が泊まってたGHは、オーナーが日本人好きで四六時中「モンダイナイ!?」
って言ってくるのが少しめんどくさいけど、宿自体はとてもきれいに掃除されていて気持ちいい。
ただ、バスチケットの手数料20ルピーって言っときながら実は80ルピーとっていたのが後から発覚して悲しかった。
小さいことだけど、やっぱり嘘つかれるのは気持ちよくない。
というこで、お次は癒しのわんちゃんコーナー♡
キックされたまま爆睡
無防備に爆睡する犬を見て癒されるミゾヨコでした。