2016年3月10日 世界一周666日目 前回の続き
やっとのことで宿泊先をおさえたミゾヨコ一行。落ち着くところが決まれば今度はお腹が空いた。
せっかくカリブ海に来たのだからシーフードが食べたい。それも、ロブスター。
早速トリップアドバイザーで人気のありそうなお店を探して歩いた。
ロブスターハウスなんて名前、もうロブスターが美味い以外考えられない。
ところが地図では徒歩圏内にあるのだけど、その辺りを探してもどうしても見つけられない。貧困国あるあるなのだが、地図の登録が間違っているのだろう。
周りの人に道を聞くほどの語群集もないので、結局通りがかりの少し高めのレストランに入ることとなった。そしてその店にはロブスターがなかったので、結局不本意ながらシーフードとお肉のプレートを食べた。
お腹が満たされたら今度は両替を探した。観光地だけあって両替をやっている人はすぐに見つかった。カンビオ(両替)と書いたベストをきている人がウロウロしているのだ。ちゃんと商売にしている人なら誤魔化したりしないだろうが、2人してまた目を皿のようにしてお金を数えた。100ドル札がまた沢山の札束に化けたので、一行はとりあえず宿に戻ることにした。
どのくらいの札束に化けたのかというと、こんな感じ。
100ボリバルはベネズエラの最高額紙幣なんだけど、アメリカドルと交換するとこんな札束になってしまう。なんかとんでもなく金持ちになった気分。スラムドッグミリオネアみたいにお金で一杯になったお風呂に入るのも夢ではないかも。
それからスーパーマーケットに行った。アルコール2本、ジュース3本、それにバナナを買っても1ドルしない。
ほんと、この国の未来が心配になってくる。
ところで南米に来てつくづく思うのは若い女性のスタイルの良さ。本当にこんなマネキンみたいなスタイルの人が結構いる。
私も一度でいいからあのおっぱいの所有者になってみたい。
2016年3月11日 世界一周667日目
今日はレンタカーを借りて島を散策することにした。市街から西に進みぐるっと島を半周する予定で出発した。
西に向かい荒野をひた走る。
真っ青な海と空。
漁師町を何度か通り過ぎる。
こんなに綺麗なのに泳いでいる人は皆無。のんびりしていいていいところ。
島の西半分をぐるっとしたところで帰りがけにある国立公園に行ってみることにした。
野鳥やラグーンで有名なこの島唯一の観光スポットだそう。
閉園間近に滑り込みで観光ボートに乗る。
正直なところ野鳥とか興味ないだけど、ガイドが熱心に説明してくれるもんだから写真も撮る。
多分この辺りにしか生息しない固有種とかいるんだろうけど、申し訳ないほどに興味がない。
ガイドがドヤ顔でヒトデをとってくれた。
2016年3月12日 世界一周668日目
朝からチェックアウトし、残りの東半分をドライブしながら今日の宿泊地へ向かう。
赤土にサボテンを見るとラテンアメリカにいるって実感がわく。
昨日からのドライブで、ガソリンがなくなったことを示すランプが点灯した。しばらくの間ガソリンスタンドを見つけられず、ミゾヨコはやや焦り始めた。こんな荒野でガス欠は避けたい。
結局ランプがついてから50キロは走った。やっと給油できるところを見つけ、すっからかんのガソリンタンクをお腹いっぱいにした。車はトヨタのフィット級なので満タン50リットルと言うところか。石油生産国のガソリン台はいくらなんだろう、ミゾヨコの興味を満たしてくれる時が来た。
なんと、
たったの1ドル!
大切なことなのでもう一回言います。ガソリン満タンにして、1ドルーーーー!!!
もう、ほとんど無料です。
どうりでガソリン垂れ流しのクラッシックな車が走っているわけだ。
今日のお宿についた。せっかくカリブ海に来たのだから、ちゃんとしたビーチリゾートに泊まりたい。しかも闇レートだと格安で泊まれると聞いて予約したのは五つ星のリゾートホテル。
女ふたりでこんな贅沢するのも悪くない。って言うか、ちょっと前は北斗のケンに出てくるような衰退工業地帯で命張ってたんだからこのくらいはいいでしょう。
歴史のあるホテルのようで古めかしさはあるが、五つ星リゾートだけあって広々とした敷地の中には大きなプールやジャグジー、ゴルフコース、広い散歩コースとプライベートビーチまである。こんな豪華なホテルがふたりで30ドル、日本円で3300円ほど。安過ぎて怖い。
一行は水着に着替えてビーチでゴロゴロして過ごすことにした。
専用のビーチにはバーや寝転がれるスペースがあり、「かつて」なのか「毎年」のハイシーズンなのかはわからないが、満室になればかなり賑わいがあるだろう。
人間観察が楽しかった。さすが南米だけあってスタイルいい女性だけでなく、高齢でふくよかな女性までがおっぱいやお尻を放り出してるとしか言えないほどの攻めたビキニだ。男は全身もじゃもじゃで、ひっつき虫でもつきそうな勢いである。こう見るとアジア人は女性ホルモンも男性ホルモンもラテンアメリカには到底敵わない。
目の前は真っ青なカリブ海だし、酒はあるし、音楽はあるし、これまで色々あったけどここまで来れて最高ーーーー!って楽しんでいるうちに日が暮れてきた。
楽しい時はあっという間に時間が過ぎる。
ちょうど岩場に夕日が挟まって神々しい。
夜はホテルでディナー。アジア人は私たちだけ。
こうしてミゾヨコ一行はやっとベネズエラを満喫することができたのでした。