この記事は2014年に書かれたものですが修正して2019年に更新しています。
2014年の為替は1スリランカルピー=0.8円です。
2014年7月9日 世界一周305日目
キャンディーを後にしたミゾヨコ一行はシーギヤロックへ向かいました。
スリランカに来てから蚊の大群に悩まされていた一行ですが、ここシーギリヤでは風が強く吹き抜けとても快適でした。ハンモックに揺られて眺める満点の星空はハンモックを使った素敵な思い出ランキング3本の指に入ります。すっかりハンモックの気持ち良さが気に入ってしまったミゾヨコは、朝からまたハンモックの住人。チェックアウトの時間が来たので仕方なくシーギリヤの麓まで来てみました。
Wikipediaより抜粋
シーギリヤの遺跡は、5世紀にカッサパ1世(英語版)(在位477〜495年)によって建造された、要塞化した岩上の王宮跡と、それを取り囲む水路、庭園、貯蔵施設などの都市遺構からなる。岩山の中腹には『シーギリヤ・レディ』として知られるフレスコの女性像が描かれている。当初は500体ともいわれたが、風化が進み現在は18体だけが残る。
シーギリヤロックは火道内のマグマが硬化して出来た岩頸で、形状は楕円柱、標高約370m、岩頸そのものの高さは約195m、全方位が切り立った崖になっている。
そして、シーギリヤへ!
受付で衝撃の事実が発覚しました。
スリランカ人の入場料は30円にも満たないのに外国人の入場料US30!
日本円で3500円ですよ、超高い!!!
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そもそもあまり遺跡には興味のないミゾヨコ。歴史好きからするともったいないことかもしれないけど、なんだか雰囲気がちょっとハンピにも似てるし、パスします!パス!パス!
人にはそれぞれ旅の仕方がありまして、旅に出たからと言って絶対有名観光地で観光しないといけないってことはないと思うんです。ミゾヨコの旅は各地でマラソンすること、絶景を見たり大自然を満喫することのほうが大切。
と、いうことで麓で野良犬に遊んでもらい、朝食をとって次へ移動開始しました。
これから向かう東のリゾート地カルクダ(Kalkudah)まではルート的にはそのまま東に進めばいいのだけど、どうやらマイナーすぎてバスがないとのこと。
仕方がないのでシーギリヤの玄関口であるダンブッラ(Danbulla)までかえり、次の目的地までのバスに乗り換えました。
個人旅行をしたことのない人が一番恐れているのは、おそらくこの地元のバスのの乗り方ではないでしょうか。一歩間違えばへんぴな場所で降ろされてどうしていいかわからないという最悪の事態があるため、細心の注意が必要です。ミゾヨコがいつも使っている手段といえば、「目的地の名前を書いたメモを係りの人に見せる」です。これだと、難しい発音で勘違われることもなくかなりの確率で目的地まで行くことが可能です。
今回は地図を係りに見てもらい、バスに乗り込みました。お次に目指すのはビーチの4つ星リゾート。テンションが上がります。期待に胸を躍らせながらうつらうつら昼寝をし、3時間。今どの辺りまで来たのだろうとGPSで確認すると衝撃の事実が・・・。
え?これ、コロンボ方面に行ってない?ちょいパニックのミゾヨコ。
非情にもK氏はこのバスにコロンボ行きと書いていたのを知っていたにも関わらず、呑気に乗っていた様子。全身脱力のミゾヨコ。流石に罪悪感があるのかK氏が確認に行ったが、このバスでいいと言われたとすごすごと帰ってきた。
いやいや、完全なる反対方向じゃん・・・・。
こうなったらプランBに変更し、乗客を巻き込み目的地の確認。
英語ができそうなおじさんに話しかけると、やっぱりこのバスではないことが証明された。
地図を片手にだんじりミゾヨコが係に詰め寄った。
「オメーさっきこの地図読んでなんて返事した?」
係「(めんどくさそうに)OK!OK!」
「OKであるかーい!誰がコロンボに行きたいいいうたんや?!」「私たちが行きたいのはコロンボじゃなくて東のビーチ沿いなの!!!!」
おじさんも応戦してくれて係員の間違いを訂正してくれた。こういう時、地元の人が味方になってくれると話がスムーズ。
同じ路線にバス会社が複数あるとお客の争奪戦があり、快適さや所要時間を騙してチケットを売りつけるのはよくある話だ。でも今回は悪質すぎた。地図には地名まで書いてあるのに読めなかったとは考えられない。
時間を無駄にした事や不快なバス旅がさらに伸びたこと、全然悪びれた様子がない係員にさらに怒りを感じるけど仕方ない。とりあえずダンブッラまで帰るのに反対方向のバスに乗らなければ。
その前にこの係員から返金を試みた。こんなひどい手段で観光客から金を巻き上げ、予定まで狂わせるような輩をはびこらせているのはカーリーの正義が黙っていない。するとあっさり返金と思いきや半額にも満たない金額。いやいや、今回は堪忍なりません。そもそもの目的地と反対方向に連れて来られてるんですって。ええ加減にせえよ。周りのおじさん達の応戦もあり無事全額返金してもらいました。
結局ダンブッラに舞い戻ってきたところで日が暮れそうになり、足止めを食らった。ネットで調べると近くに「Takeshi inn」という名前からして親日家オーラ満載の宿を見つけた。
名前だけ聞くと新日な感じがしたのだが、日本人だからと言ってオーナーが優しくしてくれるわけはなく、いたって事務的な対応。
そして、蚊が大量。1立方メートルに3匹はいる。蚊取り線香をつけ、蚊帳で寝ているにいも関わらず強靭なあいつらは蚊帳と素肌の接地面にすかさずアプローチ。そのおかげで夜中も痒くて起こされる。本当最悪。
2014年7月10日 世界一周306日目
オーナーからダイレクトバスが出ていることを教えてもらい今度は無事に到着。
シーギリヤの入場料30ドルはケチりましたが、四つ星ホテルで2泊したミゾヨコ。シーズンオフとはいえ、昨日までの宿代の軽く10倍以上。小汚いバックパッカーな上、ローカルバスに乗ってこのホテルに来たお客はミゾヨコ一行くらいではないでしょうかw
シーギリヤにお金払うくらいならこっちでゆっくりしたかったの(どや顔)
いっつも安宿泊まって、ご飯ケチってたら精神衛生上よくないで、たまにはプールサイドでワインなんか飲んじゃってさー
朝は、ローカル?観光客に紛れてランニング。ネパールでトレッキングも頑張っていたからランニングの後の疲れ具合が全く違う。
知らない土地でランニングしながら観光するのがミゾヨコの旅の過ごし方なんです。
場所:カルクダ地区 Pasikuda Beach
距離: 5km
路面:砂浜
安全度:観光地なので治安良い。
備考:人が少なめなので時間帯を選ばない。
地元の女子学生たちもお散歩
一通り朝のルーチンが終わると朝食のビュッフェへ。期待を裏切らないバラエティーの多さと美味しさでカオナシが顔負けする食べっぷりを披露しました。
その他はあと数日で日本に帰るK氏に不用品を持って帰ってもらうため、荷物の断捨離。登山靴を修理に出してもらうべく預けたり、水着のレギンスもランニング用のタイツで代用することにした。
すっかりリフレッシュできた一行は再び貧乏パッカーに逆戻り。ローカルバスで7時間かけてコロンボ周辺に戻りました。
ネゴンボは空港近くの街。明日でK氏が居なくなるのでドミトリーのある宿に泊まることにした。部屋に入るとまた大量の蚊。多分、冗談抜きで一部屋に100匹以上いると思う。速攻蚊取り線香と押すだけノーマットのスプレーで安全な陣地確保に取り掛かり、無事制圧。あたりはおびただしいほどの死骸。スリランカおそるべし。
K氏がシーフードが食べたいと言い出したため、トリップアドバイザーで検索しとりあえず宿を出た。
ビーチ沿いに出るとなにやら地元の人たちが沢山居てお祭りのよう。
大きなモニターまで設置されサッカー観戦が行われていました。
何故ここに行ったかと言うと、ここのオーナーが大の犬好きで店の残り物をストリートドッグにあげたり、病気の犬を病院に連れて行く活動をしてるから。
外のテラスで食べていると、野良犬には思えないような健康的な犬がすり寄ってきて愛想を振りまいてきてなんとも可愛い。
犬好きのミゾヨコとしてはぜひとも応援したい。そんな気持ちで行きましたが、頼んだシーフード料理も予想以上に美味しかったです。
なので、ニゴンボにお立ち寄りの際はぜひ行ってください。Lords Restaurant Complex