この記事は2014年に書かれたものですが修正して2019年に更新しています。
2014年の為替は1インドルピー=1.6円です。
2014年6月15日 世界一周281日目
バラナシの観光をさらっと終えたミゾヨコ一行は次の目的地、カジュラホへの列車に乗りました。
今回が初インドというKちゃんと一緒なのに、なんでインドの王道観光地であるバラナシをさらっと通りがかっただけかというと、この頃のミゾヨコ一行のメンタルは最強に
インド人うっっっざーーーーーーー!
だったんです。
特に正直で温厚な人が多かったネパールから南下してきた一行にとって、インド人のウザさがさらに引き立ち、特に日本語で話しかけてくるインド人にはちょっとしたアレルギーさえありました。
例えばバラナシのボートの客引き、勝手にガイドしようとしてくる人、更には誘いを断ると悟ったような言い方で説教し罪悪感を植え付けようとする人。
さっき貴方、二十歳って言ったよね?私あんたの倍近く生きてるんですけど?
って言いたくなります。
そして何か都合の悪いことがあると
「だってー。THIS IS INDIA だからさー、仕方ないよ〜 はっはっは」
それですべてがすむと思うなよ!!!怒怒怒
と言う場面がこの数日間ですでに何度もあったんです。
他の活躍場所はこちら
そんなイライラMAXなミゾヨコにさらなる不幸が舞い降りてきました。
携帯電話が突然使えなくなっていました。
3ヶ月は使えるであろう金額を一昨日リチャージしたばっかりなのになんで?!
携帯が生命線のミゾヨコは軽くパニックになりました。
とりあえず一緒にいた相方の携帯はつながってたので、バラナシ⇒カジュラホに移動しどこか街に移った時に解決することに。
朝5時に到着予定時刻はだったのに、予定通りに列車は遅れてカジュラホに着いたのはなんと昼前。相方はインド列車初体験にも関わらず、意外と平気そうでよかった。
ここでもゾンビのように襲いかかってくる客引きをかわしながら、何軒か宿を周り300ルピーで小綺麗な部屋にチェックイン。
早速、西群の寺院というところを見学。
いろんな神がまつられていて、どれも1000年以上前のものらしい。
デーヴィー・ジャグダンベ寺院
細やかな彫刻が寺院全体に施されています。
ここにきて初めてミトォナ像を拝見しました。
ミトォナ像とはインドのカジュラーホーの寺院などに存在する男女交合像である。男女一対の神像は一日の時を支配する昼と夜または月の神々として崇拝された。性愛の体位を多種多様に表現しており、ラクシュマン寺院の壁面彫刻では一男三女の組み合わせの性交図もある。
Wikipedia
うーん。セクシャリティーを追求した彫刻ではあるけどミゾヨコはあんまり興味を持てず、ささっと見て終了。
遺跡好きの人には申し訳ありませんが、ミゾヨコとその相方はカジュラホというネームバリューだけで来てみたものの、彫刻よりも大自然の壮大な景色の方がお好みのようでした。
そして後からわかったことですが、西群の寺院以外は(2014年現在)入場料がかからず、見られる彫刻も興味のない私達からすると同じにしか見えないらしく、勿体無いことをしたとちょっぴり後悔。
それでもレイクサイドからの寺院の眺めも良かったし、バラナシで飲めなかったビールを久々に買えたこともあってやや機嫌もなおって1日が終わりました。
2014年6月16日 世界一周282日目
アグラは割と大きいな都市なのでVフォンの支店があリます。すでに大金をつぎ込んだので何とか携帯を使えるようにしてもらいたい。これこそがミゾヨコの大切なイベントでした。
そもそもの話ですが「インドでSIMカードあるとどんないいことがあるの?」って人のために、インド旅行でSIMカードを持つべき理由をお伝えしたいと思います。(今回はインドとしていますが、エジプトやアフリカなどの貧困国でも同じことが言えます。)
1、ぼったくりや犯罪に巻き込まれる可能性が減ります。
インドは本当に嘘つきが多く、あの手この手で騙してきます。何かおかしいなと思った時に、さっと携帯を取り出して検索できると判断材料が増えて大変便利です。お土産や移動費の相場を調べたり、交通機関の運行状況等を調べることもできます。
有名日本人ゲストハウスなどは予約を受けた段階で『「道が閉鎖された」「そのゲストハウスはさっき満室になった」「もう閉店した」などと嘘をつく人がいますが、絶対に信じないでください。』とメールしているにも関わらず、特にインド初心者の旅行者はまんまと騙され高額なホテルに泊まらされるだけでなく、おかしな旅行会社に監禁されて高額なツアーを組まされた。と言う残念な人が後を絶ちません。
大事なことなので2回言いますが、ミゾヨコも何人もインドで騙された人を知っています。
騙される人に共通するのが、インドについて全く調べていないような危機感のない人。それに加えて、英語が喋れないか、助けを呼ぶ手段がない人です。こんな時、英語が喋れなくても、繋がる電話を持っていれば日本人宿に自分で電話をかけて相談すれば間違いありません。
2、列車で長時間移動の暇つぶしに
私は長時間の列車移動でブログを書いたりしていました。
3、Uberを呼ぶのにWIFIに頼らなくていい。
オートリキシャで移動の際、外国人は高確率で高い料金を払わされていましたが、Uberがインドに参入してきたことにより非常に快適になりました。
Uberとはタクシーの配車アプリで、今では世界70カ国で利用されているサービスです。迎えにきてもらう場所と目的地を地図上でポイントするだけで、近くにいるドライバーを検索して配車してくれます。料金もコンピューターが計算してくれるのでぼったくられる心配もない。
何年か前にこのUberを利用したデリーの女性がレイプされた事件があり、一時期使用できませんでした。今はアプリ内に『緊急ボタン』を配置し、何かトラブルがあった時はそのボタンを押すことで警察等に通知が行くシステムになってから安全性が上がりました。
州によって利用ができない場合もありますが、オートリキシャを自分で交渉して目的地に行くよりアプリでタクシーを呼んだ方が断然ストレスは少ないし、安くつく方が多いです。
今なら友達紹介でお互いに2000円分のクーポンが受け取れるキャンペーンがあるのでこれからインドに行かれる人は検討してみてください。
ということで、SIMカードを買って携帯を使えるようにすることにはメリットしかないのです。
話は戻りますが、なんとしても閉鎖されたアカウントを再開するべくお店に出向くわけですが、その前にSIMカードに付属されていた説明書を熟読してみました。すると
「プリペイドSIMカードは使用者のビザの期限か、3ヶ月の短い方でサービスを中止します」と書いているではないですか!!!
なななな、なぬー!
ただ今、最初の入国とSIMカード利用開始から4カ月ちょっと、そして私のビザは半年。
このルールで行くと、3ヶ月経った時点で私のSIMは使えなくなっているはず。
なんでこの中途半端なタイミングで使えなくなるんや!!!
怒!!!!!
そして、なんでリチャージできたんだよ!!!!!
腹たつーーーーーーー!!!!!
ぶち切れたミゾヨコは早速vodafoneへ行きました。
すると「貴方が買ったのSIMは違う州だからここではどうしようもできません」
なぬーーーーー!!!!
同じ会社でありながら、何もできんとはなにごとや!?!?!?
そして、「もう一度このSIMを買った州のVodafoneのショップに行きアクティベート(このSIMを有効に)してください」
・・・・・・・・・。
・・・・・・・。
・・・・。
はは〜ん。
じゃあ、三カ月毎にわざわざ買った場所まで帰ってきてアクティベートせんといけんのんじゃのお!(激昂のため岡山弁)
じゃなんで3ヶ月すぎて使えないはずのSIMカードがリチャージできるんや!!!!
そしてなんで中途半端な時期に制約が切れるんじゃ!?!?!?!?
日本ではあり得ない理不尽な事象に、心の底まで怒り震えてカーリーミゾヨコ大君臨です。
腹が立って、本社に連絡しても返信なし。
fecebook上からのアプローチにも返信なし。
このSIMを買ったグジャラート州に直接電話しても居留守。
(電話をとった相手はいつも僕はガードマンだからよくわからないとしらをきる)
Email?もちろん無視ですよ。
ブログの為に一番大きなインターネットのパッケージ買ったのに一週間たたずでこれ?
しかも、小さい会社ならまだしも、世界規模の会社でもこのずさんな管理とお粗末な対応・・・・・・。
ハラワタ煮えくり返るミゾヨコはさらにインドが嫌いになるのでした。
1、旅の拠点となる都市の、電話会社の店で購入(個人商店ではSIMカード代金をぼったくられることも多々ある)
2、あらかじめVisaの有効期限まで使用することを伝える(3か月で止められないように念を押す)
そして3つめに重要なのは、買った州の独自の料金プランを覚えておく、または写メしておく
これは、州ごとにプランが微妙に違うため、インターネットを追加するときに販売元の州のプランで購入する必要があるから。
毎回支店に出向いてリチャージする分にはお店の人が調べてくれますが、個人商店ではそこまでしてくれません。
ミゾヨコのおすすめは「Airtel」ですが、特におすすめしたいわけではなくてVフォンを二度と使いたくないだけです(笑)
電波状況は会社により、いいところや悪いところなどムラがありますが主要観光地ではどこも変わりありません。2018年は「Jio」が田舎に弱い印象あり。
もう一つ短期旅行者にオススメなのが事前に日本でSIMカードを購入すること。
こちらに詳しい記事が出ているので気になった方は読んでみてください。
↓↓↓
「きままな旅情報」
と、こんなバカげたことにイライラしている間にもミゾヨコの旅は続き
・・・・・実はミゾヨコがVフォンと戦っている間に相方だけが観光。
今回は入ってません(笑)
だって、750ルピー(約1300円)するし、一回入った事あるからね。
タージマハル内はペットボトルの持ち込み禁止です。なので喉が渇いたら一回外に出て外で水を買って飲むことになります。
再入場はチケットの半券を見せればOKです。
間違っても人の半券をもらってタダで入場したりしないように!!!!笑
と言うことで、駆け足でカジュラホからバラナシに移動しつつ、SIMカードのトラブルで奮闘した模様をお伝えしましたが、2019年の今はもう少しいろんなことがスムーズになっていることを願うばかりです。
そして、珍道中は南インドへと続く。
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