Categories: 南アジア

アンナプルナベースキャンプからプーンヒルへ

↓これまでのお話はこちら↓

【6日目】ABC→Dobang

2014年1月29日 世界一周146日目

アンナプルナベースキャンプ(ABC)からの朝日は、全然感動的ではなかった(悲)

そもそも、ここはアンナプルナ山のベースキャンプであって、頂上ではない。

周りには7000mから8000m級の山々がそびえ立ち、4000mのここなんて茶碗の底にいるようなもの。

東京の高層ビル群から垣間見る太陽と似ている。




朝食をとって、ぼちぼち下山の用意。

食堂で先日お世話になったIさんに似た韓国人の女性と仲良くなった。

彼女は日本アルプスを何度も登ったらしく親日家。

彼女もこれから下山とのことで、何となくつかつ離れずな感じで出発する。





昨日の道は雪が解けていたため、さほど苦労することはなかったけど、

朝はやっぱり凍っててずるずる滑ります。

アイゼン欲しいなあ〜・・・。

仕方ないのでゆっくり降ります。

途中だんだん雪が解けてきたのと、皆が歩いてくれたおかげですぐ歩きやすくなりました。

誰か飛び込んだ後で、遊んでみる

新芽、出るのかな


高山病のことばかりで余り気にならなかったけど、下山になると私の膝も結構ガタがきていたことに気づいた。

足が思うように動かず、沢山の人に抜かれた。

特に急いではないし、景色を見ながらゆっくり行くのは好きなので気にならない。

ゴロゴロ岩を滑らないように降りていく。

Deuraliでまた韓国人の女性に会った。昼食にピザをとっていたようで進められたんだけど、ピザは待ち時間も長いし、何だか気が進まず休憩抜きで進む。

スピードこそゆっくりだけど、ひたすら歩く。

Dobanの先にBombooという村があるのでそこまで行こうと思ったけど、足が疲れてきたので無理そうだな。

諦めかけて何気に振り返ると、さっきピザを勧めてくれた女性がもう降りてきていた。早っ!!!

彼女は興奮気味に「さっき韓国のビッグスターとすれ違ったよ!」って。

え?そんなオーラをまとった人とすれ違ったっけ?

私はしんどいので自分のことで精一杯だったわ。

シェルパの方々。首で荷物を支えるスタイルでモリモリ上がっていきます。

そして今夜は彼女と同じ宿Dobanにチェックイン。

この日はゆっくり寝る。

マップ引用元https://zipantravel.com/index.html

【7日目】Dobang→Kimrong

2014年1月30日  世界一周147日目

朝食を食べ、これからの計画を立てる。

「あにょはせよ」

何度か顔を合わせた韓国人のグループ。

今どきの男の子二人とそのガイド。

彼らが言うには帰り道にあるジヌーの温泉より、タトパニという温泉のほうがおすすめらしい。

韓国人女性のガイドも同じようなことを言っていた。

ジヌーには行きにも寄ったけど、昼ごろという中途半端な時間についてしまい

泊まるにも早すぎるし、お風呂に入って再出発って気にもなれないということでパスしてました。

ん〜、悩む。。。。

高山病になったおかげで1日無駄にしちゃったし。

そもそも、出発も1日遅れている。

ポカラに帰った後の日程を考えるとここでコースを変えるのもな・・・・・・・・。

でも、行ってまえ!!

コースは長くなるけどタトパニはトレッキングの最終地点としてはちょうどいい。

日本からずっと入浴できてないし、最後にさっぱりして帰りたいんです。

コースが決まればさっさと出発。

どんどん先を急ぎます。

チョムロンのあたりのアップダウンは相変わらずくるしい。

アップダウンが激しく、心が折れる。

行きの時より下りの割合が多いから呼吸は楽だけど、膝に負担がかかる。

ちょっと奮発してアップルパイを食べて、先に進む。

休憩中にまた見た顔を発見。行きがけに会ったガイドの人だ。

高山病になったことや、行き先を変更したことを話した。

すると彼はその後に私が曲がるべき分岐点で、私が来るのを待っていてくれた。

その道はわかりずらく、見逃すと全然違う方向に行ってしまうことで有名だったようです。感謝!

高低差がだいぶある山をいくつか越え、次第に気温は温かくなります。

標高が下がると、少々の登りくだりは全然平気で楽しく歩ける。

時には登山道が小学校の校庭の中を通ります。

チベタンフラグ、自然によく似合います。

森の中をひたすら登ったり

ポーターに道をゆずってみたり

ローカルのおじさんとおしゃべりしながら歩いたり

ずっと階段が続く山道で休憩していると、中国人カップルが反対側から下ってきた。

その5分後に今度はネパール人の男の子が歩いてきた。

通り抜けざまに「俺も休憩しよっと」

どうやら彼は前を歩く中国人カップルのガイドらしく、少し距離を置きながら彼らと歩いているらしい。

ガイドのくせになんで君が遅れて歩くんだって思わず突っ込んだ。

まあ、長く一緒に歩いていると話も尽きてくるだろうし、お客がカップルだから別にいいのかもね。

観光系の専門学校を卒業して登山ガイドになったアレックスは、今時の男の子でちゃらけたところは有るけど、卑しさは見せず、なんだか弟みたいな憎めない性格。

10分ほど他愛もない話をして、彼は中国人カップルを追って下山した。その足取りはほぼ忍者のごとく、飛びはねながら一気に山を下って行った。

こちらもそろそろ夕暮れに近くなったので再出発。

Gheandrungまで行こうと思っていたけど、どうやら今日中には付きそうにない。

相変わらず野を超え山を越え山小屋がありそうなところにたどり着いたが、閑散期のため誰もいない。

やばいな・・・・

Gheandrungまでは後3時間はかかりそう。その頃には真っ暗になる。

とりあえず進むと、山小屋に鶏が放し飼いになっていた。

よかった、人がいる。

・・・・と思ったのに、英語の話せない、しわしわのおばあちゃんだけでやっぱり営業はしていないみたい。

やばいな・・・・・。と思ったらおばあちゃんがおもむろに山の上の方に向かって叫び出した。

「@#^%$$!!!」

ど、どしたばあちゃん?びっくりしたけど、どうやら誰かに話しかけている様子。

彼方上の方から誰かが何か言っている。

どうやらもっと上に泊まれる宿があるみたい。

そこからさらに10分ほどして無事宿に到着。閑散期だからか、宿の電気が全くつかなかったけど、真っ暗な中で食べるダルバートも中々のお味でした。

【8日目】Kimrong→Ghorepani

2014年1月31日 世界一周148日目

今日はゆっくり起きて遅めに出発。

昨日に引き続き、さらに登ること1時間。ナノパニに着いたがそこからが地獄だった。

こん限り山を下った挙句、ずーっと登り。いつまでったも頂上が見えない辛い道だった。

それを超えると段々と標高が高くなり残雪の残る地帯に・・・・・・・・・。

最初シャリシャリの足場だったから余裕だったけど、日が当たりにくい谷間の雪は、それが解けるほど気温が上がらず至るところでつるんつるん。

ミゾヨコも何度も滑りそうになり、ヒヤヒヤ

日本みたいに整備された登山道ではないので脚踏み外すと谷底にまっさかさまだってあるわけです。

こ、こわい。。。

そしてここはDeuraliだったかな?晴れてたらダウラギリの山々が一望できたはず・・・・・。

この日は曇りで視界ほぼゼロ。

日頃の行いは、そんなに悪くないはずなんだけどな〜。

今日はGhorepaniという村で宿泊。結構大きめの街だったので久々にWifiがあった。

ダルバートを食べて明日に備えます。

【9日目】Ghorepani→Poon Hill

2014年2月1日  世界一周149日目

今日は早起きしてプーンヒルへ朝日を見に行きました。結構人が待ってます。

だいぶ空が明るくなってきました。

カメラを持った人たちも、赤く染まったヒマラヤを撮るために用意

ネパールでの日の出日の入りは、地平線から上るのを見るというよりは

ピンク色に染まっていく山が見どころ。

う〜ん、、、うまく撮れていなかった。

そして今度はタトパニへ向けて一気に移動です。

mizoyoko