アンナプルナトレッキングスタート→MBC
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【スタート地点へ】ポカラからバスで移動

ポカラでナンパした欧米人達と一緒にトレッキングに行くはずが、グループのメンバーが食中毒になり、あえなく一人でハイキングに行くことに決めたミゾヨコ。

ベテランバックパッカーのサニーの教えを参考に、最低限の荷物を用意していざチェックアウト。

オーナーの押し売りをことごとく断った腹いせか、チェックインでは提示してこなったサービスTAXをさらに上乗せ請求されました。

初めにそんなこと言ってなかったじゃん・・・・・。

まあ、いいけどね・・・・。

タクシー300ルピーでバスターミナルまで行き、ローカルバス75ルピーで登山口に到着。

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ついた頃にはすっかり夜もあけていました。

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カーレという村に到着。

バスを降りてすぐの茶屋で朝食

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アンナプルナのハイキングには、ざっくりわけると「アンナプルナサークル」という11日間の行程でぐるっとアンナプルナ山の周りを歩くコースと、


「アンナプルナ内院」と言う、ベースキャンプで間近にアンナプルナ山を見るコースがあります。

今回ミゾヨコが選んだのは、アンナプルナ内院のお手軽コースの予定で出発。

引用元はこちら

【1日目】Khare→New Bridge

そして、ボチボチ歩き始めます。

ところが、しょっぱなからつまづく・・・。

ほとんどの人が英語が喋れず、通りがかりのPOLICEと書いた服の人に聞いてもどこが登山道の始まりかわからず・・・・。

残す希望は、目の前に座っているヨボヨボのおじいさん。

ネパール語が喋れても意思の疎通が困難なんじゃないかと言うほどボーッとしていましたが、意外にもその爺さんが座っているところから奥に進む道が登山道だった。

その道から200mほど更に進むとまた分かれ道。

迷っていると反対側から登山者が現れ確認できた。


石畳の階段をひたすら上がる。

分岐も時々案内がなく、迷う。

メインの登山道はそのほかの道よりも太いのため迷いにくくはなっている。でも表示がないと、万が一、もし間違えていたら引き返さないといけない。体力と時間の無駄な消耗は避けたいので出来るだけ確認をする。

やっぱりこういう時ガイドがいると安心だな・・・。

オーストラリアのキャンプを抜けて、無事TIMSのチェックポイントも通過。

このチェックポイントがあるおかげで山賊被害も少なくなったのかな。

道の状況を色々と確認する。特に問題なくいけそう。

標高は一旦2000mまで上昇し、その後ゆっくりと下がります。

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お茶屋でランチ

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これがね、一人でおばちゃんがマイペースに作るから遅かった・・・・・。

閑散期だから、作り置きが何にもないんですよね。

ご飯から何から一から調理するんです。

せっかくいいペースで来たのに、時間ロスしたことに少し後悔。

ポツポツとトレッカーの姿があってホッとする。

割と早い段階でいい景色

羊の大群

ひたすら歩く。

ランドルックに到着。

ここで今日は泊まろうと思っていたけど、もう少し歩きたくて次のニューブリッジまで頑張る。

結構ハードな下り道だったけど今日は初日なので足取り軽やか。

無事、山小屋に到着。

一泊と食事、シャワー代金を合わせて1000ルピー弱。

食堂でくつろいでいると、山小屋ではたらく地元の人とロキシー(地元のお酒)で乾杯

「YOU ENGLISH?」

「I AM VERY VERY ENGLISH」

もはや、知っている単語をはなっているだけのおじさんだったけど、可愛くて陽気ないい人でした。

今日の進捗状況↓

【2日目】New Bridge→Dobang

2014年1月25日  世界一周142日目

朝食は「パンケーキ」とギリギリ呼べないパンケーキを食べて朝8:30出発。

そして、この吊り橋

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長い上に、壊れそうで脚がすくみました。

下手なバンジージャンプするよりよっぽど怖い。

昨日に引き続き山を下り、その後標高500mほど一気に登る。

山を越えるとまた300m下り。

途中に温泉がありましたが、中途半端な時間なのでパスして先に進みます。

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山羊の群れに遭遇

後ろを振り返ると、段々畑と山に張り付くように立つ家々。

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振り返ると、だいぶ進んでいるのがわかります。


そして、更に進む。いくつか村を抜け、山を登っては降るというのを3回繰り返すと雪山が近くなってきた。

出発地と今日のゴールの高低差約1200mプラス。

今日はトータルどのくらい登って、どのくらい降るのだろう・・・。

相当疲れました。そして、これをまた帰り道に通るのかと思うと、気が重い。 

夕方4時にDobang村に到着。

ここでは、Iさんと言う日本人女性に会った。

今回で9回目のネパール登山らしい。彼女たちもこれからアンナプルナベースキャンプを目指し、その後アンナプルナサークルにも行くらしい。

久々に日本語喋れて少しほっこり。

【3日目】Dobang→MBC

2014年1月26日  世界一周143日目

朝7時半ごろパンケーキを食べてゆっくりと出発。

ガイドとポーター付きのIさんは、颯爽と山奥彼方へ進んでいった。

韓国人2人組とガイド一人のチームに追い越されたり、追い抜いたり

段々標高も高くなってきて、雪が山の頂上を覆うようになってきました。

調子に乗ったミゾヨコは今日に出発地2500mから一気に3700m登る目標。

途中で話したガイドさんが、ミゾヨコの予定を聞いて

「ちょっと早すぎるかな〜?」

ってい言ってたけど。

富士山に登った経験上、3700m位から高山病になったから、一日かけてゆっくり、ゆっくり登っていけば高山病にはならないだろうという計算。

しかも、今日のゴールが3200mの山小屋だと、時間が余りすぎたんです。

なだらかな、やや上りとなった登山道をゆっくり歩く。

何度も立ち止まっては写真を撮る。

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2時間で歩く道を3時間かけて歩く。

それでも標高が高くなると、少し長く登ると簡単に息切れをするようになる。

昼休憩はDeurali(3230m)

今の所、息切れはするものの頭痛はない。

昼食を済ませたミゾヨコは、今日の目的地マチャプチェレベースキャンプへと向かいました。

さらに標高も高くなり、緑色の草木がだんだんモスグリーンからうす茶色に変化していきます。岩もゴロゴロしています。

時々どこが登山道がわからなくなり、崖をよじ登ったり。

よく日本でも、神社や河原で石を積み上げるやつ

どうやら万国共通のようです。

いよいよ雪が道にまで見え始めました。

まだまだ目的地は見えません。

まだお昼休憩をとった場所と、さほど標高が変わりません。

段々と、気温が下がり始めます。

心なしか、頭が痛いような、痛くないような・・・・。

シェルパ(ポーター)の方が、すいすい追い抜いていきます。

スニーカーで!

すごいですね。彼ら毎日が高地トレーニングなんで、マラソン大会したらいい記録を出すと思います。

登りの傾斜がきつくなってきたのでさらにゆっくり歩きます。

液晶が壊れていますが丁度3400mです。

一歩ずつ歩きながら進んでいるのにも関わらず、ゴールが見えず心が折れそう。

少し止まって休みたいけど、気温がさらに下がってきているので体を冷やさないためにも歩き続けます。

やっと今日のゴールが見えてきました。

ここからが長かった。

一直線にみれば大した距離ではないものの、左にぐるっと湾曲した道になっている。

最後の階段・・・・

一歩ずつ、一歩ずつ。

到着

標高3700mのマチャプチェレベースキャンプ、通称MBC到着!

は〜疲れた。MBCが見えてから1時間はかかった。

荷物を置き、持参の味噌汁で一息つきました。

こういう時の日本食は五臓六腑に染み渡ります。

先についていたフランス人2人組。

なんとなく一緒に過ごし、明日は一緒に朝の5時半からアンナプルナベースキャンプに行くことに。

この頃から、なんだか本格的に頭が痛い気が・・・・・。

味噌汁飲んだし、食欲もあんまりないな。

頭痛も軽いし、薬を飲んで、あとは高山病に効くというガーリックスープでも飲んだらよくなるでしょう。

「ガーリックスープ プリーズ」(あ、ニンニクヌードルてものあるじゃん)

「ガーリックヌードルに変えてください。

ネパールでは、ニンニクスープは高山病に効くとされているため、私もそれに習うことにした。

でも、その選択が、後に最悪の事態を招くことになるのです・・・・。

悪夢の始まり

標高が高いのにガーリックに加えてヌードル入りのスープにしたから、麺は柔らかいのににんにくはかなり生っぽい。

しかも、たっぷり!!

でもね、ミゾヨコ、ニンニク好きだから食べちゃったんですよ・・・・

全部

そしたら、高山病が軽くなる・・・・・どころか

元気がみなぎる・・・・・どころか

薬のせいでおしっこが異常に近くなって、

だんだんお腹まで痛くなってきて、

頭痛で頭ガンガンの中、

夜通し1時間おき
トイレですよ!

汚い話でごめんなさい・・・。

しかもね、

ここは標高3700m の1月(冬)

トイレを流すために貯めてるお水も氷っちゃうぐらところで

1時間おきにおしり出すんですよ!

_| ̄|○

元気だったとしても疲れます。

もちろん、おしりもただれ・・・・もういいか。

とにかく激しい頭痛と腹痛と繰り返す下痢でもうヘロヘロ。

しかも、こんな時に限って喘息悪化。

頭痛いのに咳が止まらん(泣)

肺に水溜まってたらどうしよう・・・。

高山病は酷くなると死に至る病気。

毎年何人かがここネパールで死んでいるのです。



4000mくらいで死ぬ人はごく稀ですが、次第に薄れていく意識の中で助けを呼ぶべきかどうか必死に考えるミゾヨコなのでした。

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