南米ボリビアで初挑戦!サンタクルスでマラソン大会に出場したミゾヨコ
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1ボリ=15円です

サンタクルスへ移動

2016年4月15日  世界一周702日目

チェ・ゲバラの没地を訪れたミゾヨコが次に目指したのはサンタクルス。バス40ボリ。

南米ボリビアで初挑戦!マラソン大会に出場したミゾヨコ

サンタクルスまでの間にサマイパタという村があり、そこにいい感じのバックパッカー宿があると聞いた。近くに日本人が経営する農場があり遊びに行かせてもらうことも可能だそうだが、今回は断念。南米の中でも旅のコストが安めなボリビアだが、見所も多く、とても周りきれない可能性が高い。ひとまず、今回の目的地ではマラソン大会に出場というイベントが私を待っているので先を急いだのだ。

昨夜バジェグランデからバスに乗り、サンタクルスに着いたのは夜中の3時だった。

こんな真っ暗の中、街へ出て宿を探さないといけないの?

と焦ったが、バスの乗客は一向にバスを降りる雰囲気ではなく、ここで朝が来るまで皆と仲良く寝て待つことができた。

朝が来ると、宿探しが始まった。事前の下調べで日本語が少しできる宿があると聞いていたので行ってみた。一泊50ボリ。

宿は全体的に薄暗く、ジトッとしていた。サンタクルスはボリビアの中では標高400mの低地にあたる。そのため気温と湿度が高いのだろう。

少し疲れてはいいたものの、明後日行われるマラソン大会の申し込みをするため、すぐに街散策を兼ねて宿を出た。

この街の第一印象はあまり良いものではなかった。何がと言われるとうまく言えないのだが、これまでのボリビアと違って気温が高く、車の排ガスのため空気も余計とモワッとするし、東南アジアのゴミゴミした感じとよく似ている。それ自体が悪いわけではないのだが、うまく説明できない。

地球の裏側で日本食

宿のおばちゃんに教えてもらった通りにバスを乗りつぎ、日本食屋のけんちゃんに行ってみた。

お店構えの立派なレストランに入ると、ここはロサンゼルスですかって言うほどの日本食の品揃え。久々に興奮した。

ボリビア、サンタクルスの日本食料理やけんちゃんのとんかつ

奮発してとんかつを頼んだ。何このサクサクのとんかつ。久しぶりにおいしい日本食を食べて心が満たされた。

サンタクルス県には多くの日系人が住んでいる。太平洋戦争前後から沢山の日本人が移住するために船でこの地までやってきた。たしかあの「おしん」の両親も小作で、地主に畑を借りて農作物を作っていたが、度重なる凶作で借金はかさむばかりだった。そんな貧しい農民が一髪逆転のチャンスを掴むために目指した国のひとつが、ボリビアなのだ。

サンタクルスにはオキナワとサンファンという日本人移住区があり、今でも日本の文化が引き継がれている。こんなにおいしいとんかつを食べたら日系移住地にも行ってみたいが、なにぶんビザが切れるまで日にちが押している。

心が満たされたところで、もう少し市街地を散策しながらマラソンの申し込み会場へ行く。今回のマラソン大会は中規模といったところか。直前に申し込める手軽さがありがたい。8キロの部で150ボリ支払った。

南米ボリビアで初挑戦!マラソン大会に出場したミゾヨコ

サンタクルスといえば有名なのは中心にある広場なので散歩がてらみて歩き、夕方になってまたけんちゃんで食事をすることにした。

南米ボリビアで初挑戦!マラソン大会に出場したミゾヨコ.けんちゃんでご飯。

もはやこれがなんだったのかは思い出せないが、きっと美味しかったはず。

昼と合わせて56ボリ。約840円の出費ですっかり上機嫌。

その後スーパーで食料を買い足してバスで宿まで戻る。

ビザ問題

2016年4月16日  世界一周703日目

今日はボリビアでの滞在日数を計算した。ウユニ塩湖くらいしかないと思っていたボリビアの見どころだが、旅人に教えてもらうたびに行きたいところが増えて行き、1ヶ月では足りないと思うようになってきたのだ。旅人にとってビザの期限切れは死活問題で、国によってはかなりの厳罰になるため注意が必要。

サンタクルスにはビザを延長できる移民局があるので行ってみたが、今日は土曜日のため閉まっていた。がっくり。

最近の学び

ビザが延長できなければ駆け足で移動しなければいけないので、今度は明日のバスのチケットを探した。

南米ボリビアで初挑戦!マラソン大会に出場したミゾヨコ

最近になってようやくわかってきたことがある。

長距離バスのグレードには「カマ」というフルリクライニングものと、「セミカマ」と呼ばれる一般的なリクライニングのグレードが存在する。前者は3列、後者は4列のシートである。

いつもバス会社に値段を聞いて周り「カマ」のチケットが安く買えたと喜ぶのだが、実際に乗ったバスはなぜか「セミカマ」。WiFiもついていると言うものの、道中が田舎すぎるのかほとんど使えた試しがない。

バックパッカーが一方通行で旅をしがちなのを知っているのか。騙されたことに気がついたときにはいつも時遅しで、目の前のバスに黙って乗ることしかできない。WiFiをドライバーに確認しても「こんなところで使えるわけねえだろ」と言わんばかりに一蹴されて終了。現地語が喋れないのだから、言い合いにもならない。

今回は「カマ」が50ボリという会社があったのだが、これまでの失敗を生かしあえて80ボリという価格の会社のチケットにした。

宿に帰り、おばちゃんと少しおしゃべりをした。明日のマラソン大会に行くバスを調べてもらった。すると、「マラソンの後は疲れるから」と、明日の午後3時まで部屋を使わせてくれることになった。嬉し!ムッチョスグラーシアス!単純すぎるが人の優しさに触れるとその街が好きになる。

夜は近所のレストランで串焼きを食べた。5ボリ。

南米ボリビアで初挑戦!マラソン大会に出場したミゾヨコ

マラソン大会

2016年4月17日  世界一周704日目

朝5時に起床。6時に宿を出発し103番のバスに乗ったら20分で現地に着いた。

南米ボリビアで初挑戦!マラソン大会に出場したミゾヨコ

スタート地点ではまだハーフマラソンのスタートがこれからと言う時だった。

しばらくして爆竹の音でハーフがスタート。私はストレッチしたりトイレに行ったりして7時半のスタートを待つ。

今回は南米初のマラソン大会であり、練習もほとんどできていないため8キロのレースに出場する。高地から低地に移動してきたこともあり、完走はできるだろう。

南米ボリビアで初挑戦!マラソン大会に出場したミゾヨコ

けたたましい爆竹音と共に、空に5色の煙が立ち込めてスタート。

南米ボリビアで初挑戦!マラソン大会に出場したミゾヨコ

8キロだし、割と飛ばし気味でスタートした。

ところが人混みを抜けてどんどん進むと、汗が一気に吹き出しはじめた。

前回スクレで走った時は気温が涼しかったが、今回は気温も湿度も高い。しかも風が止むと地獄のような熱気に包まれ、レース前に買っていた水を頭かかぶるほどに暑くなった。

ゴール手前では消防車による放水サービスがあり、なんとかスピードを落とすことなくゴールすることができた。

南米ボリビアで初挑戦!マラソン大会に出場したミゾヨコ
南米ボリビアで初挑戦!マラソン大会に出場したミゾヨコ

割と上位でゴールできたんじゃない?

インドの田舎の大会でこの記録だと、入賞にできるレベル。

図々しくも入賞を期待したのだが、残念ながら表彰式でミゾヨコの名前が呼ばれることはなかった。残念!

ミゾヨコの旅ラン情報

場所:サンタクルス
距離: 8km
路面:アスファッルと石畳
安全度:治安良い。
備考:とにかく暑い。

体力を使い果たした後は宿に戻って少し休憩。

シャワーを浴びて次の目的地に向けてバスターミナルへ。

南米ボリビアで初挑戦!マラソン大会に出場したミゾヨコ

真っ赤な夕焼けを見ながら次の目的地へ移動するミゾヨコでした。

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