ヒンドゥー教の聖地@オームカレシュワール 
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  ミゾヨコ

この記事は2014年に書かれたものですが修正して2019年に更新しています。

   まる

2014年の為替は1インドルピー=1.6円です。

マハシヴァラトリ

2014年2月24日  世界一周172日目

ゴアを離れたミゾヨコは、二日間列車に揺られ次の目的地オームカレシュワールをめざします。

オームカレシュワールは中央インドに位置するヒンドゥー教の聖地のひとつ

大きな川の中州がオームの形に似ているところがその由来の街です。

水色で囲ったところ

なんとゴアから列車で2日間。

途中でどこかに一泊しようかな・・・。

実は通り道にエローラ遺跡の近くを通るんだけど、そこに寄っているとオームカレシュワールにつくのが遅くなってしまうんです。

では、なぜそこにつく必要があるのか。

それは、2月27日がシヴァ神様の誕生日だからなんです。

「マハシヴァラトリ」(Maha Shivaratri)といって、ヒンドゥー教のシバ神の誕生日をお祝いする日。

向かって左がシヴァ 神でその膝に座っているのが息子のガネーシャ。

右にいるのが奥様のパールバティ神

彼女の裏の顔がカーリー神で


悪人をぶった切り、生首をぶら下げているロックな神様。

話は逸れましたが、そのシヴァ神さまの誕生日を聖地で迎えたいわけです。

だから、ヴァラナシと同じく聖地であるこのオームカレシュワールに行かなきゃならないんですよ。

なのでエローラはパスして先を急ぎます。

インドの車窓から

日本にいると電車は日常の交通手段でしかないミゾヨコ。

でもインドでは移り行く景色と、リアルなインドを体験できるアドベンチャーのひとつです。

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ターバンファミリーがかわいい。

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線路沿いはゴミ箱とトイレと化してます・・・・・。

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席がなく、通路で寝る人。

男同士、ぴったりくっついているのはインドでは当たり前です。

ちょっと停車時間が長い駅では降りて買い出しに行くことも。

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買い出しに出なくても来てくれたりもします。

上のは本屋、下はスナックです。

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そしてももちろん列車内でも常に売り子の人がきます。

しかも、朝6時から

「ちゃーいちゃーい」(紅茶のこと)

ご飯ときには弁当販売も来るんですけど、

いらないっつってんのに

「ベジタリアン食か?ノンベジタリアン?」

って、かぶせ気味に聞いてきます。

だ、か、ら

いらねーーーーーっつってんだろ!!!!!

まさか、気の長いミゾヨコは言いませんけど(笑)

まあ、そんなやり取りをしているうちにだんだんと近づいてきました。

信号待ちで停車する列車



2014年2月26日  世界一周174日目

列車を降り、バスに乗り換えるため、朝っぱらから駅の前で待ちます。

それが、待てども一向にそれらしいバスがこない。周りに聞いてみると、列車も出ていることがわかったので再び列車へ

これが、不人気路線なのか人がほとんどいなくて逆に怖かった。

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到着

つきました!

そしてミゾヨコは、ネパールで同じ宿だった世界一周中のカップルと待ち合わせをして無事に宿にチェックイン。

一息ついてから早速オームの形の島を見に行きます。

地元の人たちの行く方向についていくと

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川の向こうに島が

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インド女性のサリーはとてもカラフルで綺麗です。

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早速わたります

「はろー。これつけてあげる」

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手首に赤い紐を結ばれそうになり、びっくりしていると

「寄付は500ルピーでも1000ルピー(約1700円)でもいいよ」

え?寄付なのにそんなに?

ていうか、ただの紐だけど?

ていうか、いらんし!

強欲なババをかわして橋をわたります。

さっきまでいたところがこんなに小さく

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すると今度は別のババがいつの間にやらいろいろ案内してくれ始めました。

お寺に行ったりしているうちに、どこかの商店の前で少し休憩。

するとババがタバコを商店で貰って、お金はこちらが払うように言ってくる。

え〜なんでうちらが払わんといけんの〜ん?!

ちょっとぶーたれたけど、まあ案内代ということで・・・・・。

そんなことしてるうちに雨が降り出しました。

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仕方がないのでお寺の一角で雨宿り。

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2014年2月27日  世界一周175日目

今日はシヴァ神様の誕生日

この日はオームの形の島を一周します。

宿で働いている男の子のはからいで、島を案内してもらいながら歩くことになりました。

橋の手前から見たところ。

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オームのマークが山に描かれています。

ちなみに仏教にもこの呪文は伝わっていて、「おん なんとかかんとかそわか」の「おん」がこれに当たるそうです。

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橋を渡ったところ

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何か売ってます

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そして、長い階段を登っていくと

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お寺やアシュラム、ババ(修行僧)の家が所々にあります。

時々知り合いのババの家に御呼ばれし、チャイをいただいたり

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時には食事もいただきます。

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女性達だけで固まっているのには何か意味があるのかな。

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カラフルで映えます

このババ、大昔に付き合っていた彼氏に似ててちょっと懐かしいw

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そして、また他のババのところへハシゴ・・・・・。

チャイ飲み過ぎでお腹いっぱい・・・・

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そして、翌日は島の中の沐浴場にやってきました

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バラナシの沐浴するところより断然綺麗な気がする

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沐浴する人と見学だけの人で沢山

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さすがホーリープレイス。至る所で神さまが祀られてます

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そして下の写真の真ん中にある丸っこいのと、楕円形のオレンジのもの

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何だと思います?

これは、シヴァリンガと言って

周りのオレンジのが女性器で、真ん中のが男性器の象徴で性交しているところを表してます。

ちなみに、女性の体の内側から見たところだそう。

寝相の悪わるさが可愛すぎます・・・・。

命名の儀

先日に引き続き、やはりババのアシュラム巡りも並行して続いていました。

ここのババは、英語の話せるインターナショナルなお方で色々と話が弾みました。


こちらでもチャイをご馳走になり、ミゾヨコや他の日本人の仕事の話やババの今までの人生についてなど、国をまたぐとかいう問題をはるか超えた次元の人との交流はとても興味深かったです。

ま、内容はほとんど忘れましたけどね。

その中でも覚えているのが、このババからいただいたインドネームです。

殺戮の神こと「カーリー」です。

どうやら私にはただならぬエネルギーを感じたそう。

このカーリーは、悪者をぶった切る神様ですが、実はお産を助けたり家族を守るとういう神様でもあるのです。

ただの殺人魔と思って少し侵害でしたが、それなら悪くないです(笑)

悪者をぶった切るのも好きな部類だし。

そしてまた、歩き続けます。

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何やら人だかりが。

しかも、ひゃーひゃー言ってる(*’▽’)

なんだなんだ?!?!

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めっちゃ

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おどってる〜w

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楽しそう〜(*’▽’)

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と、なぜかこの団体さんだけ楽しそうに踊ってました。

服装からして、ラジャスタン州の人かな?

州によって、サリーのデザインなんかも少しづつ違うのです。

そしてあるアシュラムで無料配布のタリーをごちそうになります。

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若干の食中毒への不安を抱えながらも完食。

お腹も満たされたし、先に進みまーす。

ナマステ

気温が伝わらないのが残念ですが、かなり暑かったです。

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名前とか忘れちゃったんだけど、遺跡ですw

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田舎から来たであろう団体インド人。

外国人が珍しんでしょう、集団でこちらの写真撮るのでこちらも負けずに撮ってみました。

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言っときますけど、「ナマステ☆」とか「ハロー♪」とか「サンキュー」も一切なしですからね。

行くところ行くところで、まるで自分が女優にでもなった気分(笑)

きっと、彼らからしたら私たちは月からやってきた宇宙人と同じくらいに珍しいのです。

人にカメラを向けるときの配慮って、この国の人ができるようになるのはあと1世紀は必要と思う瞬間です。

彼らからすると、私が動物とるのと同じ感覚

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ま、たまに私も負けずに撮っちゃうことあるのでいいんでけすどね・・・・。

インド名物○○○ラッシー

はい、そんなこんなで夕暮れ。

結構歩いたから疲れた。

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そして、宿の近くまで帰ってきたところ、何やらラッシー屋が大繁盛で人だかりが出来ていました。

なに、そんなに美味しいラッシーがあるの?

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へい!バングラッシーのむ?

ラッシー屋のお兄さんが言ってきました。

おおおおお!

ばばばばばんぐ?!ラッシーーー!?!?!

バング=いけない植物

ラッシー=飲むヨーグルト

バングラッシー=いけない植物の入ったラッシー

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どうやらこの団子みたいな中に植物をすり潰したものが入っているらしく、それをそのまま食べたりラッシーに混ぜて飲むみたい。

そ、そんな不謹慎なものなんでお祭りで売ってるの!?!?!

宿のお兄さんが教えてくれたところ、どうもシヴァ神様はこれが大好物だったそうです。

だから誕生日の今日はみんなでバングラッシー飲んだりしてお祝いするのだそう。

さすがインド。

と、あっけにとられていると今度は私たちに人だかりw

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何を話しかけるでもないけど、ずーっと私たちを見ています。

見られすぎて穴が開くわ!

ひとりだったらきっと嫌すぎて外に出たくなってるw

定期的な発作発症

2014年3月4日 世界一周180日目

シヴァ神様の誕生祭は、とどこおりなく終わりました。本当は2日ほど前にチェックアウトして日本人3人とミゾヨコ、それぞれが別の目的地を目指すはずでした。

しかし、宿の人たちが異国の私たちにめちゃくちゃ親切にしてくださり、オーム型の島にあるお寺に案内してくれたり、家庭料理をご馳走になったりとしているうちに、すっかり旅立ちの日にちを伸ばしてしまったミゾヨコ一行。

それでも、ずっとここに留まっているわけにもいかず、出発することになりました。

宿の人と最後に記念撮影を大量にとり、プリントすることに。

インドの観光地では、こう言うプリンター片手に観光客の写真を撮ってお金を稼いでいます。

そして、何が発作なのかと言いますと、私はSDカードをこのプリンターに忘れて帰ってしまったのですよ。

それに気づいたのはここを離れ、インドールという町に着いた3時間後・・・・。

かなしーーー!

また3時間かけて引き返し、さらに延泊して翌日旅経つミゾヨコでした。。。。

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