ナガルコットでヒマラヤ山脈の初日の出からのハイキング【前編】
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ネパールに来て1週間

2013年12月30日   世界一周116日目  

エベレストは断念することになったけど、物価は安いし面白い旅人にたくさん会えたしで結構楽しく過ごしていました。

あえて残念なことと言えば、大気汚染と停電の多さ

大気汚染の正体

大気汚染は土ホコリ、排気ガスに加えて野焼きするのにプラスチックそこら中で燃やしているから。

日本では早い段階でダイオキシンが出るとかで騒ぎ出したため、あんまり堂々とは焼かなくなったけど、こっちの人はおかまいなし。

と、言うかストーブ代わりみたいな所もあるんだと思います。

おかげで、滞在1週間で咳ぜんそくを発症

ドミトリーなのに夜中に咳が止まらなくなる地獄。

良いきっかけなので、年末年始は郊外に移動することにしました。

停電問題

ネパールは電気供給を雨季の雨に依存した水力発電で供給しています。

その為雨季が終わった9月から次の雨季が来る4月の終わりまでは、計画停電をして電気が全くなくならないようにしているのです。

大体ですが毎朝2時間夕方からの数時間は電気があって、それ以外は必要なところだけジェネレーターで電気を送るか、ソーラーライトです。

そして、充電しているときに電気の出力元が変わるときは注意が必要です。

何がって、電圧が一瞬不安定になるんだと思うんですが、パソコンのアダプターが壊れました

かなしー!

また出費です。

家電大国の日本なら安くて良いものが手に入りますがここはネパール。

正規品は取り寄せる上法外な値段になってしまう為、間に合わせに中国製を買ってしのぐことに。

ここにきて感じたことは、日本は原子炉があるおかげで電気の供給が間に合っているということ。

他にも色々開発は進んでいるんだろうけど、一番安価で効率がいいのは今の所原子炉だからやめれないんです。

停電の不便さを知ってしまうと、ただ闇雲に「原発反対!」とは言えないなと感じました。

シャワー問題

これも結構深刻でした。

良いホテルならきっと設備が整っているんだろうけど、ミゾヨコの宿では

「今日出る?」

「全然ダメ」

と、旅人同士で天気でも確認するような会話多発。

さっき3人浴びたから、もうお湯が残ってないかもね・・・

みたいな予想を元に、お風呂に入るタイミング見計らう日々。

と、こんなネガティブな事を書いてしまいましたがミゾヨコはネパールが好きです。

ナガルコットへ移動

2013年12月31日  世界一周117日目

これまでの旅ではガイドブックを持っていなかったのもあって、宿さがしも行きあたりばったり。

ネパールではほとんど日本人と絡むことも無かったので、日本語が恋しくなりました。

それに、喘息も出ている事だし、年末年始は大気汚染を避けて郊外に出ることに。

日本人の奥さんとネパール人の旦那さんがやっている「雲海」というゲストハウスに泊まることに。

日本人と会えるといいなぁ・・・。

日本語喋りたい。

いつものように土ぼこりの舞う道をバスで向かいます。

現地の人もマスク着用、相当大気汚染が進んでいるですね。

私もマスクが手放せませんでした。

バス代は最初は「50ルピー」って言っていたけど、ミゾヨコは見ていましたよ。

ローカルは45ルピー払っていた事を!!!

5円にも厳しいミゾヨコ

いや、金じゃないのよ。

私の中のカーリーが

黙ってないの!

と、言う事で正規料金でバスに乗り込みバクタプルからバスを乗り換え約3時間、ナガルコットに着きました。

シェアメイトを探しつつ宿へ

バスが一緒だった日本人の男の子と、歩いていました。

彼も宿を探しているとのこと。

地図の通りどんどん奥に進んでいくと、小学校を通り過ぎます。

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ミゾヨコはと言うと雲海に予約を入れたかったけど、オーナーがドタキャンを恐れて、予約を入れてくれず。

先着順に宿に着いた人から部屋を貸してくれることになっていました。

朝の時点でドミトリーはいっぱい。他にふた部屋空いていて、部屋はどれもツイン以上だから誰かとシェアした方が安上がり。

でも彼の予算は雲海よりもずっと低いらしく、通りがかりに安いところを探していたけど、どこも年末料金で見つからず。

結局雲海まで着いてきてしまい、それでもやっぱりもっと安いところを探してくると言い出した。

するとオーナーが神対応

格安で食堂で寝させてくれることに。

よかった、よかった。

そんなんだったら、私も食堂でよかったのにと思ったけど・・・・

宿は日本人ばかりなのでシェアする相手は見つかるだろうと思っていました。

しかし、その予想は外れ。

独り者はみんなドミトリーに収まり、そうでない人たちは二人組でツインなんです。

仕方がないのでミゾヨコも、年末料金の宿代を安くするべくダメもとでツインの部屋をシェアしてくれる人を探しにまたバス停付近まで彷徨うのでした。

バス停までの道を半分帰ると、私のように小汚いバックパッカー発見。

白人の彼も宿を探す途中だそう。

そして、どこも高く彷徨っていたそう。

誘ってみましたが、彼は80リッターくらいの大きな荷物に、30リッターくらいのサブバックを抱えて雲海までの道のりを歩きたくない様子。

年末だし、もうすでに日本人がこの道をリサーチして安いところはなかった。

そう簡単に安宿はないと思うんだけど。

こちらもしつこく誘うのも気がひけるので、先を急ぐことに。

すると、バス停近くまで戻ったところでアジア人がこちらに向いて歩いてくる。

彼は中国人でバースという名前らしい。

彼も宿探しに困っていたそうで、快くOK!

見たところ、草食な感じの男の子だし、むしろ向こうが恐れをなしそうな感じ(笑)

宿のすぐ近くまで帰ると、なんとさっきの白人が息を切らせながら歩いているではないですか。

あ〜、やっぱり見つからなかったか。

可哀想だけど、どっちみち日本人宿に一人白人がいても面白くないかもしれないしどうしてあげようもない。

宿に着くと、オーナーがあたたく迎え入れてくれました。

カウントダウンまでもう少し。

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宿の前、薪を運ぶ女性たち

大晦日特別ディナー

宿泊者がほぼ日本人で久々に日本語でワイワイ♪

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シンガポール在住の人、学校の先生、大企業の会社員その他もろもろ。

バースくんはというと英語がほとんど喋れないのもあってほとんどアウェイでしたが、それなりにお酒飲んだりしていました。

年末をこんなレアなところで迎えようとはるばる来た人ばっかりだから旅好きばっかりで楽しかった〜。

日本時間とネパール時間でカウントダウンして、ワインやら地元のお酒ロクシーやら沢山飲んでひゃーやー言ってました。

そして早朝、6時半過ぎから空が明るくなりはじめ、ぞろぞろと人がバルコニーに集まります。

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昨晩飲みすぎたおかげで、むしろスッキリ目が覚めたミゾヨコ。

友達から、ナガルコットはサンライズで有名だけど、霧も多くてめったに見れないって言われてたんだけどこの日は大当たり。

山から上る初日の出と

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それに照らされてピンク色に染まるヒマラヤ山脈

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毛布にくるまりチャイを飲みながらのこのひと時、

最高

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去年は仕事を辞め、長年連れ添った相方のもとを離れてちょっとやけくそで世界に飛び出してきたミゾヨコ。

また人生がよくわからないルートに進みだした年だった。

今年はどんな年になるんだろう。

旅から何を得るのかな。

来年の今頃も、大きな事故や病気なくどこかで楽しく年が越せますように・・・・。

確か、こんなこと考えながら初日の出を見ていました。

元旦

そしてゲストハウスからの景色と、居心地が良すぎてもう一泊することに決定。

同じ宿の人たちとサクー村へ行くことに。

バス停までしばらく歩きます。

糸で吊られているのはベビーベッドです↑

バスが来たと思ったら

フォー!!

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年始だからかバスから溢れたすんごい人・人・人

私たちは何とか行きも帰りもなんとかバスの中に座ることができました。

サクー村の栄えているところ

水草と時々ゴミの浮かぶ池・・・・

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象の頭したガネーシャ

山の上にある寺が有名だったんですが、時間の関係で少し町をぶらぶらしてすぐ帰りました。

そして翌日、カウントダウンを一緒に過ごした殆どのお客さんがチェックアウトし私はハイキングに出発

ナガルコット〜ドゥリケル

今回のプランはナガルコットからドゥリケルまで行き、一泊。

その次の日にナムブタと言うところまで歩いてバスで帰る予定です。

途中まで同じ道を一緒に歩いた日本人カップルのおすすめするローカルショップでチャイ&朝ごはん

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ここのサモサの中身だけみたいな揚げ物めっちゃ美味。なんと1個5ルピー(*’▽’)

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カトマンズの宿で待つサニーちゃんにも食べてほしくて少し多めにテイクアウト。

・・・したらなんとカップルが私の分をごちそうしてくれました。

そ、そんなつもりじゃなかったのに!

でも素直にいただきます!ありがとうございます。

そしてバス停でカップルともお別れし、約8時間のロングハイキングへ出発!

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しばらくは森の中を通り抜けたり、長い階段をひたすら下ります。

その間から時々見えるヒマラヤ

ひとつ山を越えると菜の花畑が広がる段々畑がみえてきました。

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そして、大根を収穫中の人に遭遇

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写真撮らしてください!

・・・・全く言葉は通じませんがジェスチャーで交信し快く了解を得る。

すると、生のダイコンをかじっていたおばちゃんが私にも大根をくれました。

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だ、だいこんのまるかじり!?

でも、ここは郷に従うのがルールでしょ。

ということで今日のランチはダイコンに決定w

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そして買い食いしながら歩く小学生のように、大根をかじりながら先に進みます

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すると原っぱに無数のティッシュ・・・・・。

全く茂みはなく、用を足すような場所ではないんだけどな〜。

あんまりブツは見かけないけど、とりあえず踏まないように注意して進みます。

そしてまた上り坂、大根もだいぶ食べました。

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山を登りきると・・・・

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真っ青な空に、菜の花と段々畑とヒマラヤ山脈

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そして今度は下り

後半の『女子特有のトラブル』へ続く〜

VELTRA
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