ナガルコットハイキング【後半編】 女子一人旅特有のトラブル発生!!
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ドゥリケルへのハイキング

前回の続き、ハイキングの後篇です。

ナガルコットからドゥリケルまでは標高が高いところから低いところへの移動なので下りが多く比較的楽に歩けます。

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小さな集落を何度か越えます

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そして途中からオランダから来た4人家族とそのガイドとポーターに追い抜いたり追い越されてたり

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村の子供は外国人を見ると遠くからでも

ハーロー!

ギブミーマネー!

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可愛いんだけど、がっくり。


仕方ないか・・・・。

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もうすぐゴールというところで子供たちとちょっとじゃれ合う。

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そしてそろそろ街中、長いこと歩いて疲れちゃったし今日はホットシャワーのある宿を探そ〜♪

って思っていたところに宿屋を名乗る男が出現

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300ルピー、ホットシャワー、バルコニーからの眺め良好

そんな条件ならまあいっか。で、なんて宿?

〇〇GH

おー、ロンリープラネットにも載ってるやつじゃん。OK!

そして地図を見ながら彼についていくこと数分。

よくよく見ると、なんかこの人服汚すぎじゃね?

しかも、動きがちょっと挙動不審・・・・・

ミゾヨコ の野生の感が冴え渡る。

ん〜。この男についていっていいものか。。。。。

とりあえず、時間を稼ぐため途中の屋台でフルーツ買いに行き、その時の周りのおばちゃん達がこの男の人を見る視線を観察

やっぱりちょっと不審者扱いだし!!

こ・れ・は・まずい!

多分、まずいやつ!!

まごまごしていると

男「あっちの道だよ!」

私「え、ちょっと待って」

地図を確認すると反対方向に進もうとする男

私「こっちじゃない!?」

男「いーからいーから!」

段々必死になってくる男

(やばいなー)

この人きっと違うところに連れていく気だわ。

さて、どうやって断ろうかと考えだした時、いきなりミゾヨコを3人の男が取り囲んだ

救世主現る

「君大丈夫?」

さっきまでよく見かけてたオランダ人家族のガイドとポーター達

私「宿さがししてるんだけど・・・・・」

ガイドはちらりとその男を見て

「もしよかったら俺たちも宿探してるから一緒に来ない?」

私「OK 一緒に行く!」

こんな怪しい男について行ったら何されるかわからんし、

ガイド達と一緒にいる方が安全。

すると、男が焦って

「えーうちに来てよ!」

そして半ギレでガイドたちにわーわー言いだした。

でも、そこは3対1。

男はなすすべなく引き下がり、私はガイドたちと宿を探すことに

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そしてたどり着いた宿が・・・・・・・

っっ超きったねー!!

それがどれだけ汚いかというと、部屋は薄暗く、常に隙間風が入ってくる窓枠。

ベッドも、いつシーツを替えたのかわからないほど使い古したクタクタの生地と柄。

ダニやナンキン虫がいそうな雰囲気に加え、何ヶ月も掃き掃除をしてないようなホコリっぽさを兼ねそろえた

今すぐ喘息発作が出そうな部屋

(実際には標高が高く乾燥しているためダニ系の虫は出ないかもしれません)

共同のトイレに至っては便座がどっかにいってて、公衆便所のにおい・・・・

おいおい、ここ本当に宿か?!

刺激が強すぎて、イラスト風にしました。

さすがにここに泊まれん。

貧乏パッカーだけど、やっぱりここは無理。

私「ごめんけど、ここは無理だわ。私は他探すよ」

ガイド「OH プリーズ! またさっきのやつが来たら危ないし、もう日も暮れかけてるよ」

ポーター「ここに泊まりなよ〜。みんなでご飯食べよう」

確かに彼らのいうことにも一理あり。

下手に探しててさっきのやつに見つかるのも面倒だし、何より確かにもう薄暗くなってる。

めっちゃ汚いけど、ここは身の安全が第一ってことで仕方なくここに泊まることに。

こんな時、備えあれば憂いなし。

旅のお供にトラベルシーツの出番です。

これ、たった150グラムなのに寝袋やベッドのシーツとして使える優れもの。

もちろん虫も中に入れないんです。

まさに貧乏旅の神器です。

ま、これで何とか今晩を乗り切れればいいや。

夕食

そして、一緒にご飯食べに近くのレストランに行きました。

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私が食べたのはワイワイっていうインスタントラーメンに野菜をたっぷり入れてもらったもの。

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あ、この写真じゃ野菜があんまり見えない。

でもこれがねー、見た目以上においしい。

そして、ここでガイドが急ピッチで酒を飲みはじめ、私にも勧めてくる。

今日は沢山歩いて疲れてるし、なんとなくこの人達を本当に信用する気にもなれない。

適当に飲むふりしてやり過ごしていると、話がだんだんめんどくさい方向に・・・・・・。

彼氏はいるか?

ネパール人の彼氏はどうか?

段々さらに図々しくなっていく。

怪しい雲行き

ポーターの男の子2人はお酒も飲まず、ガイドがいうことを愛想笑いで聞いている。

ん〜。なんかめんどくさいことになりそうな予感・・・・

さらにガイドがウザくなってきて、

「はい、あーんして」

と何か食べさそうとする

「いや、無理。あんた私の彼氏じゃないし」

この頃にはこっちもだいぶん態度に出るように

ガイド「こういう話しってる?

ヨーロピアンの暮らしして、
中華料理食べて、
日本人のワイフを持つことがネパールでは勝ち組なんだよ

何か聞いたことあるなあ。

どうせ最後のところは韓国人とかタイ人とかに変わったりするんじゃないの?

私「あっそう・・・・・」

ポーターたちももう苦笑いしかできないようになってるし、もうこういう輩は相手にしないに限る。

適当にあしらって先に宿に帰りました。

悲劇は突然に

は〜やれやれ。

トイレ兼シャワールームが汚すぎて体を洗う気にもなれず

多少お酒は飲んだけど、トイレもさほど近くならなくてよかった〜。

しばし、読書なんかしたりしてほっこり

・・・・・したのもつかの間

さあ寝ようと、トイレで歯磨きしてるとガイドが勝手に私の部屋に入ってきていて

「ポーターたちが先に寝ちゃってて部屋に入れないんだよ、ベッド3つもあるんだから使わせて」

NONONO

NONONO

!!!!!!!!

マジで無理!

絶対無理

死んでも無理!

「オー!プリーズ!何にもしないから!絶対何にもしないから」

っっ絶対無理!
NONONONONONONO!

ばかじゃないの

追い出そうにも全く出ていく気配無く、勝手に空いてるベッドで眠りだす始末・・・・・・。

無理やり追い出そうにも、やっぱり男。

近寄るのも嫌なのに、体にさわるなんてもってのほか。

こっちが大きい声で呼ぼうが、トレッキングのポールで突こうが爆睡。

30分経っても状況かわらないし、私もだんだん疲れてきた・・・・。

部屋は広くてガイドのベッドと大分距離あるし、念のため電気を付けて眠ることに・・・・・。

長い夜の始まり

でもね

そんなんで終わるわけない。

やっぱりそんなんで終わるわけない。

うつらうつら仕掛けたころ、いきなりガイドがむくっと起き上がり、まためんどくさいこと言い始めた。

寝たふりして無視・・・・・

すると、私のベッドに腰掛けてくる。

「ちょっと、ここに座らないでよ。そっちから動かないって言ってたじゃん!!!!!!」

殺戮の神カーリー

ガイド「まあまあ、そういわずに。」

キスだけでも・・・・

そして私のベッドに横になろうとしたとき

ミゾヨコ に殺戮の神

カーリー君臨

周りが静まり返る中

「あんた、本当に私があんたとすると思ってんの?もう出ていけええええええええーーーーーーーーーー!!!」

大声を張り上げ、廊下にでて外に助けを呼ぼうとしたら

「わわわ、わかった。わかったよ。もう寝るから静かにして!」

そして、こっちの怒りはまだ冷めやらぬ数分後

ゴーゴーゴー(-0-)zzz

今度は大音量のいびき

さらにイライラがつのるミゾヨコ。

私がこんなに腹立てて寝れないのに何でこいつは気持ち良さそうに寝とるんじゃ!!!!

しかも、ブランケットもかけずに爆睡。

けっ!

風邪でも引いてしまえ!!!

って、思ったけど。

でもでも、寒くてまた目を覚ましてやーやー言われるのも嫌だ。

ここは、安眠できるよう環境整備した方が自分のためだな。

できればこのまま死んで欲しいけど。

そしてミゾヨコ はまるで我が子を慈しむ母のように、ホコリが一ミリも経たないくらい注意深く、起こさないようにそっーとブランケットをかけたのでした。

ったくもう!!!

患者さんにもここまで優しくなったことないわ!!!!

眠れぬ夜は続く

はあ、なんで私こんな人のために・・・・。

歩き回ってクタクタの上にこんなことでエネルギーを使うなんて・・・・・

このおっさん、相変わらずいびきかいてるし。

こっちはいつまた襲われそうになるか気が気じゃないから、疲れてるのに眠れない。

仕方がないのでしばらく読書、2時間ほどたったころ再びうつらうつらと・・・・・

するといびきが止まった途端、私もハッと目を開けると

彼はキョンシーばりにいきなり立ち上がり、部屋を出ていきトイレへ

おえー!


おえー!


オロロロっろ


びゅあーーーー


ぐおおー!!!

おいおい、今度は吐いてるよー。

聞いた感じ、食べたぶん全部と胃液まで吐いたなってほどの苦しみが廊下に響き渡る。

介抱する気なんてもちろん皆無。

知らん顔してたらまた私のところに来て、「ご飯食べに行かない?」

は?今夜中ですけど。

お腹すいてないし無理無理

すると仕方なく一人でどこかへ行った・・・・

チャンス到来

ラッキー!
今のうちに鍵閉めちゃえ♪

と思ったらすぐまた部屋に帰ってきて

「一緒に行こう」

「え、さっき行こうとしてたじゃん。一人でいきなよ」

「だって、一人で行きたくないんだもん」

カーリ再び

あきれて言葉が出ないミゾヨコをよそに、また私のベッドに腰掛けて近寄ってくる。

てめー全然懲りねーな!!!

「てんめー!何回言わせたら気が済むんよ!!!

○×〇×$
GロくっSんだよ
BかQxeあF
SねBか¥jに
ずhxぢcpあQ
%&’()(’&%$

⇒日本語で暴言

もう、私出ていく!

あんたと同じ部屋で寝るくらいなら

外で寝た方がよっぽど安全!

そう響き渡る大声で言い放ち、早速パッキング開始

くそー!マジうぜええええええ!!!!!!

なんでこんな男のためにこんな思いせんといけんのんじゃーーーー!

ガイド「わわわわ、わかった。もう絶対そっちにはいかない、プロミス!」

私「何回プロミスしてんだよ!信じれるわけないじゃん!!」

ガイド「ごごごごごめんって。もう二度としない」

無視してパッキングをしていると、再びいびきをかきながら爆睡。

その後

いつまた襲われるかわからないし腹がたちすぎて、とてもじゃないけど寝れるわけない。

結局、疲労困憊のミゾヨコはその後もほとんど寝ることなく朝を迎えました。

本当はブダナスまで歩いるくつもりだったけど、疲れ果ててカトマンズまで帰ることにしたのでした。

はぁ〜女子一人旅ってほんと大変・・・・。

事なきを得たからいいものの、こういうので根負けしてやっちゃう女の子もいるんでしょう。

これからはさらに気を引き締めて旅をしようと誓うのでした。

現在旅をしている大和撫子のみなさんも、気を付けてよい旅を!!!!

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