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Jaisalmer Longewala Victory Run
申し込み
2014年12月13日 世界一周464日目
ネパールからの長旅を終えてしばらくゆっくりしていたK氏とミゾヨコ。宿のオーナーからジャイサルメールでもマラソン大会があることを教えてもらった。昨日参加申し込みに行ったのだが、外国人は参加できるかわからないとのことで申し込みできなかった。
でも、紙には誰でも参加できるって書いてある。諦めきれず大会当日の今日も申し込みに来てみたら、すんなり申し込みができた。今回はハーフマラソンへ参加する。
アーミー主催で参加費はなんと50ルピーってところもありがたい。
外国人料金を定めるかどうかで迷った挙句、どうでもよくなったのでインド人と同じ枠で参加できるようになったのか?
何はともあれ、エベレストの高地低酸素で鍛え上げた心肺能力をマラソン大会で使えるのは嬉しい!
会場
その足でスタート会場へ行くと、ゼッケンが渡された。
ゼッケンを留めるためのピンがかなり恐ろしい。
安全ではないピン。針がむき出しなんだけど、やはりこの国では大したことではないようだ。
スタート前
あら、全然女子いない。
五キロの部は子どもや女の人もいたけど、ハーフはムキムキのアーミーっぽい人や一般が多い。
ハーフの部スタート
と、同時にほぼ全員が全力ダッシュ。
えー!そんなに最初から飛ばす?!
いや、マジで?これ、100m走じゃないよ?
あっという間に集団はいなくなり、呆気にとられるミゾヨコ一行。
まだスタートした公園を出たばかりなのに人がまばらでぽっつーん・・・。
標高5000mの山々を歩き回ってあんなに苦しい思いをしたのに、やっぱり本職の軍人さんには歯が立たないと言うことなのか。。。。
少し悔しいが、とりあえず楽しく走りきれるようにペース配分をする。
砂漠地帯に突入
相変わらず人はまばらで、最初の集団の影すら見えない。
この辺りは風が強く、風力発電が盛んな地域。最近では大きな油田が発見されたらしく、ラジャスタン西部は景気が良くなっているそう。
6km過ぎたあたりから徐々にランナーズハイになり、アドレナリン全開のミゾヨコ。松岡修造が君臨したかのように爽やかな表情でペースを上げていく。
村の集落
ジャイサルメールで取れるベージュの石で建てられた家の集落が見える。
10キロ位までは調子良かったけど、その後は段々と膝や股関節に痛みが走り出して歩いたり走ったりの繰り返し。
K氏も歩き始めてしまったのか見えなくなった。
牛たちは通常運行です。
後ろにも前にもポロポロと見かけるランナー。私のように走ったり歩いたり、時には話しかけられたりしながらゴールを目指す。
すると前を歩くインド人が、おもむろにバイクをヒッチハイクして走り去っていくではないですか!?
まじか?
まさかのショートカット?
インドルール?
ズルをすると言う発想がなかったミゾヨコ。こんなこともあるんだと単純に感動していたのだが、その後もトラックに乗ったランナーを発見!
え?オートリキシャの客もハーフマラソンのゼッケンついとるやん!?
もはやスポーツマンシップに乗っ取ったマラソン大会ではなく、盆踊りの練習的なやつですか?
バイクやオートリキシャで追い抜いていくインド人を尻目にミゾヨコは自分の足で進む。ズルはダメ、絶対!
完走
結局ゴールにたどり着いたのは2時間24分ごろ。参加賞として軽食が配られました。
K氏も無事にゴールイン。
超どローカルなマラソン大会はほっこりして楽しい。
というか、あの猛ダッシュでスタートしていった先頭集団と全くすれ違うことがなかったのだけど、本当にちゃんとゴールしたのだろうか。かなり怪しい。疑問の残る大会となった。
場所:ジャイサルメール インド
距離:ハーフ
路面:アスファルト
安全度:治安良い。
備考:インド人ランナーのショートカットが清々しい。
2014年第1回目の大会はこちら↓