この記事は2014年に書かれたものですが修正して2019年に更新しています。
2014年の為替は1インドルピー=1.6円です。
ネパールまでの大移動開始
2014年10月15日 世界一周403日目
長らく沈没していたジャイサルメールを後にし、ここから10日程かけてネパールまでの大移動が始まる。
その距離約2200km、日本列島を北海道から鹿児島まで横断できる距離。
ジョドプル
今日はその1日目で、ジョドプルに移動。
トラックの飾り付けが派手すぎて視界が悪いと思うのだけど・・・。
ちなみにインドでは魔除けの意味を込めて黒いボンボンをぶら下げたり、車の後に使い古したスニーカーをぶら下げる風習があります。
プシュカル
2014年10月16日 世界一周404日目
ジョドプルからプシュカルに移動。
来た時と別の道を使ってしまったらしく、かなり悪路だった。未舗装の砂地で穴ぼこだらけ。ところどころで道幅以上に大きな水たまりを超えなければならず、何度か立ち往生した。車かバイクが通りがかるのを待ち、通ったところを盲目的に渡るのだけどこれがかなりスリリングだった。
プシュカルの市街地に差し掛かったころ、バイクでラプカ(客引き)がやってきた。ひとりバイクで宿を探すのは大変なので、とりあえず付いていった。
「Hotel Poonam Pushkar」
運よくこいい宿に当たった。値段の割に清潔だしいいオーナーも親切。
300ルピー、日本円で500円以下でトイレ付き。
前回の滞在では今一居心地がよくなくて、いい印象がなかったプシュカル。今回はゆっくり見て回ることができました。
ジャイプル
2014年10月17日 世界一周405日目
ジャイプルに向けて朝7時に出発。アジメールからジャイプルの道は、前回同様のバイパスを通ったのであっという間に到着した。
トニーの宿の看板犬に再開。
ハニーちゃん。相変わらず大きめ(笑)
バイクの点検整備
折角早く目的地に着いたので、バイクを点検してもらいにディーラーに行くことにしました。
あと、スピードメーターがいつの間にやら動かなくなっていて、時速何キロで走っているのかわからなくなっていたのでその修理もしたかったのです。
ここで一通りチェック。ネパールまで故障しないで走ってもらわないといけません。
店舗の中にバイクを入れて細かくチェック。
整備のお兄さん、カメラを向けると嬉しそうにニコッとしてくれた。さすがインド人、濃い。
すると振動でいろんなところのネジが緩みまくっていたそうです。怖い!そしてその影響でベアリングの劣化が進んでいたらしく、交換も必要になっていました。
そうそう、こんな時のためにディーラー保証があるバイクを買ったんだよ。
・・・と思ったら、どうやらディーラー保証はエンジン部分だけだったらしい。
まじかよ!
でも、足回りが消耗品というならそんなものなの?なんか腑に落ちないけど、仕方ないか・・・・と思ったらディーラーからさらに信じられない言葉が。
「保証は1年以内、もしくは1万キロ以内だからこのバイクは対象外になってるよ」
ええええええ!!!!
そう言えば、買った時にはすでに1万キロを超えてた!!!!
あのバイク屋のババー!!!騙したな!!!!
こんな善良な旅人を騙して高額なバイクを売りつけるなんて、ほんと許せない!ムカつくうううう!!!!
と言ってもここはジャイプル。どうする事も出来ないし、そもそも自分もデーラーの保証書をしっかり読んでいなかった。
腹わたは煮え繰り返るけど、とりあえず延期になっていたマラソン大会に参加するべく、デリー近郊のノイダまで帰らなければ。
ノイダ
2014年10月18日 世界一周406日目
今日はいよいよ交通渋滞のひどいデリー方面に移動する。
バイパスは割とスムーズに進んで、昼過ぎにはデリーまであと60キロというところまで来た。そしてそこから大渋滞が始まった。
車の間を縫うように暴走する車、過剰積載で異常に遅い車、リキシャー、高級車、人間と同じ分だけ車両もカオス。都市に近くなるに従って、牛を見なくなったことだけが救い。
Googleの案内の通りに行っているつもりなのに、いつの間にかバイパスを降りていた。戻ろうと思っても、何度も変な道を案内されてしまう。何度もぐるぐる同じ場所を回ってしまい、ノイダに付いたのは結局夕方だった。
それからマラソン主催者のラルフと夕食を食べ、マラソンに備えて早めに寝る。
Noida Running And Living 10K
2014年10月19日 世界一周407日目
と、言うわけで今日が延期になったマラソン大会の振替日でした。
私は10キロに参加しました。
全く走ってなかったし、ここ一ヶ月ほどジャイサルメールでほとんど外出すらしてない生活を送っていたので、今回ばかりは途中で棄権か?!
てこともありえると思い、慎重にスタートしました。
ここは、会社や学校が立ち並ぶ地区。
道が広くて走りやすい
そして交差点を曲がると…
牛の大群!
ゴミ捨て場と化した道端で朝食中でした。
そして、
5キロを過ぎ、
6キロ過ぎ、
ランナーズハイになったミゾヨコ。
これ、もっとペースあげれるんちゃう?!
なんてことも考えたけど、なんせ全く練習してないのではやる気持ちを抑え、完走することを優先にして、ペースはそのままで走ります。
そして残り8キロあたり。
あれ、まだ元気。
ちゃんと練習してた時と変わらない感覚でした。
なんで?
よくよく考えると、日本出てから10キロ痩せたんだった!
だから膝も調子いいし、体も中々疲れないんだ、て事を自覚しました。
そしてラストスパート!
バテバテのインド人を何人も抜いてゴーール!
タイムは1時間6分でした。
想像ではもっとかかると思ってたからびっくり。体重が減ると、それだけ体が楽ってことを体感しました。
インド ノイダ Running and Living
距離:10KM
路面:アスファルト
参加費:1500ルピー(2014年)
備考:宿泊はHotel Green View Palaceがおすすめ。
そして大渋滞のデリーに再び移動するのでした。
“【バイクでインド横断開始】相変わらずインド人に騙されて憤慨の後マラソンの巻” への1件のフィードバック