インドビザ@カトマンズ 代行に頼んでトラブルになったって話
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  ミゾヨコ

この記事は2014年1月に書かれたものですが、修正して19年2月に更新しました。

   まる

2014年1月平均為替は1ネパールルピー=1円にゃ

ビザ代行を依頼

アジアを旅している旅行者の中では、インドの観光ビザをネパールでとるっていうのはよくある話です。

バックパッカーは時間が沢山あるから自分で申請するっていうのがルーチンのようなもんですがカトマンズに到着してたった1日でエベレストに向けての用意もしなければならなかったミゾヨコは、トレッキングのツアー会社に言われるがままホイホイと申請代行代US45$を支払いビザを代行会社に依頼することにしました。

代行会社にて

ツアー会社の人に連れてこられたのは女性がやっているビザ代行屋「ギャラクシー」。

古い建物がひしめき合うタメル地区にある、同じく古いオフィスビルの3階。

非常階段の様な、細い階段を上がると彼女の事務所です。

代「貴方はこのパスポートでインドに行くのが初めてだから6か月取れると思う」

私「あーよかった!マルチがいいんですけど」

注:インドの観光ビザは3ヶ月・6ヶ月と期間を希望することができ、
一度インドに入国して他の国に出てしまうと期間内でもビザを失効してしまうタイプや、2回まで出入りできたり何度でも出入国できるタイプがあります。

代「やってみます。もし何か問題があって3か月しかくれなくてもいい?」

私「えー!6ヶ月がいいけど・・・でも、大使館が3ヶ月しかくれないんじゃ従わないとですよね・・・」

その後ミゾヨコはエベレストへ行きそびれたりヒマラヤ山脈から登る初日の出を見ながらナガルコットで過ごしたのちネパール人に押し倒されそうになってブチギレしたりしていました。

パスポートを受け取りに事務所へ

そして約束の12日後、代行会社の事務所へ

代 にこやかな顔で「ハーイ、ハーワーユー?」

代「実は、あなたのビザ3か月しか下りなかったの。何度も大阪の大使館にメールを送ったんだけど・・・」

私「は?」

最初、状況が飲み込めませんでした。

日本のパスポートでネパールのインド大使館から初めて申請する場合、希望する場合は、きちんと申請をしておけば確実に6ヶ月がもらえる。

私は以前にもインドに行ったことがあるけど、このパスポートになってからは行ったことないしこんな善良な旅行者が3ヶ月しかもらえないなんておかしい。

私「え、半年欲しいって言いってたじゃん?」

代「ん~そうなんだけど、何回メールしても返事がなくて3か月になったのよ」

まったく意味不明。

あまりシステムについては知らなかったけど、彼女の言い分としては

代「ビザが3か月になってしまったのは、大阪の大使館の連絡がなかったらであって私のせいではない」

ということ。

何か引っかかるけどそんなこともあるのかと思い、一旦事務所を後にした。

原因探索開始

インドのビザが3ヶ月しか取れないのと6ヶ月では、全く旅の自由度が違う。

前回の訪印ではたった10日間ほどの滞在だったけど、今回は端から端までインドを見てみたいのです。

どうしても納得がいかなかったミゾヨコは色々インターネットで調べたり、同じ宿に泊まっていた日本人に聞いてみたりした。

それでも納得する理由が見つからなかったので、同じ宿の友達がインド大使館に申請に行くタイミングで私も聞きに行くことにしました。

2014年1月8日    世界一周125日目

サニーちゃんとインド大使館へ。

すでに10人以上が番号札を持って待っている様子。

直接窓口で聞きたいところですが、横入りでちらっと聞くのは得策とは言えない。

自分の順番をきちんと確保して、なんなら直談判する方向で待つことにしました。

待合室には、ありとあらゆるところにタトゥーを施した人、ヒッピー風の旅行者、清潔感のある白人男性、インド系等々色んな人種が集まっていました。

2時間ほど待ったところで私の順番が回ってきた。

私「私は6カ月で申請してるんですけど、なんで3か月になったか教えてください」

ビザ番号を伝え、しばしカチャカチャ検索

印「大阪からの返事待ち中に何度もビザくれって言ってきたのよ

印「3か月ならすぐ出せるっていったら『いいよ』って、だから3か月出しました。はい次の人!」

「ちょまっちょま!ええ!!

軽くパニック。

手続き中なのに「何回も聞いてきた」ですってええええ?!」

ていうか、完全に代行の手抜きやんか!

なんでおばはんの手抜きのために私が3ヶ月しかインドに行かれんのじゃ!?

でも、それを今言っても仕方がないのでとりあえず食い下がる。

「何とかなる方法ありませんか?もう予定が変えられないんです!!」

印「そっちのカウンターの人に言って」

私「ありがとうございます!」

隣の窓口に移り、最強のマクドナルドスマイルとともにミゾヨコの知り得る最上級の丁寧語で偉い人に事情を説明する。

私「これこれこういう理由でどうしても6か月が必要なんです!」

印「ん~でもインポッシブル。どうしても6か月が欲しいんならもう一度申請し直したらいいよ」

私「えーーじゃあお金は?」

印「また同じ金額」

また金か!!!

・・・・・・絶対イヤ!!!  

45ドルも払ったのにさらにまた払うなんて馬鹿らしすぎる!

ってことで、とりあえず代理店に掛け合ってみることにしました。

持つべきものは友達

あのおばさん、喋りが達者そうだったし私の英語じゃ絶対負ける。

ここはエベレストのツアーキャンセルでも大活躍だった超秀才サニーちゃん来てもらった方がいい。

そう思ったミゾヨコは同室のサニーちゃんに理由を話しお願いすることに。

とりあえず、作戦会議を始める。

相手にどういう言葉で始めたらいいか、

大使館であっことの内容の説明と今後自分たちがどうしたいのか

等々を英語でどのように伝えるか。

正直なところ

結局、再申請するんなら代行代金45ドル全額返してほしいっていうのがあります。

でも、おばはんもインド大使館に申請料は1回払ったわけだし、いくら向こうの怠慢とはいえ、さすがにそこまで途上国の人に求めるのはひどすぎる。

そう思ってました。

決戦は金曜日(偶然です)

二人でおばはんの事務所へ。

代「ハロー。ハワユー」

なんだか顔がひきつってる。

そりゃそうだよな、明らかに仏頂面のアジア人が二人押しかけてるんだから。

私「ビザの件だけど、どういう風に申請したか教えてください」

代「私は何度も大使館に出向いて大阪の方にもメールを送ったのに連絡がなかったのよ。その間に何度も申請し直したりしたけど・・・・」

サ「連絡を急かしたのはなぜですか?」

おばはんはキッとなり

代「私は悪くないわよ!私は私の仕事をした!」

私「私がエベレストに行く予定だったから急ぐ必要がないこと知ってましたよね?」

代「でもあなた、3か月でもいいって言ったじゃない」

・・・・・・

て言うか、

意味違うでしょ!!!!!

言ってない!!

言ってない!!!!!

そんな意味で言ってない!!!


私「私は自分に問題があったり、情勢の影響で3か月になったんなら納得する!

でもインド大使館は申請に来た人が急がせたって言ってたけど?

そもそも、エベレストに行く予定だったから時間に余裕があったと思うんですけど、なんで急いだんですか?」

代「待っても待っても連絡がないからよ!何回も申請したりメールしたりしてるのに」

あーもう!話の論点が合わない。

しかも、待った待ったって言ってるけど、12日しか経ってませんけど!

私が代行にお願いしてからこれまでにクリスマスや正月を挟んでるんだから、そんなに焦る必要なくない?

風向きが変わって

そしたらサニーちゃんから助け舟

サ「わかった。じゃあ申請し直したり、大阪の大使館に送ったと言っていたメールを見せてください。もちろん残ってるよね?」

???

サニーちゃんなんでそれを聞く?

私はこの時、メールを送ったとか申請し直したとかどうでもいいって思って気にしてなかったんですけど。

これがさらに相手を追い込むことに。

あわあわ、慌てふためくおばちゃん

代「あああああるわよ、あらどこかしら」

カチャカチャ、カチャカチャ

目の前のパソコンをいじる

代「もう消しちゃった(焦」

そしてさらに興奮して

代「私はメールを送ったの!!!」

この時点で、おばちゃんの仕事が不明瞭に・・・・・。

サ「じゃあ、急がしたら3ヶ月しかもらえないこと知らずに仕事してたんですか?」

代「知ってるわよそんなこと!!」

自爆とはこのこと

はい、いっちょ上がり!!

動揺したおばはんは、ついに本音がポロリ。

この時私は聞き逃してましたが、上記の言葉をしっかりサニーちゃんがキャッチ。

サ「知ってたんならなんで待たなかったんですか?」

墓穴を掘ったおばはんは、さらに興奮し大声となり

代「大体これはこの人と私の問題!貴方はここを出て行って!!」

それはそれは、口の達者なサニーちゃんが目障りでしょうよw

私「私が英語が難しいからついて来てもらってるんです。

彼女がダメなら日本語できる人連れて来てください!!!」

私「何かの問題があって3ヶ月しかもらえないなら仕方がないけど、知ってて急かしたんならそっちのせいですよね?

現にインド大使館の人も再申請したら六ヶ月くれるっていってましたよ」

代「じゃあ、全額返すからもうここから出て行って!!!」

・・・・・いやいや、そんなこと言ってないじゃん…。

ちょっと冷静になるミゾヨコ

おばちゃんも負けが見えて来たのか、言葉を探すが全く出てこず、「私は悪くない」を念仏のように繰り返すばかり

なんかかわいそう・・・・。

殺戮の神カーリーという名を持つミゾヨコですが、罪を認めたんならもう出番はなし。

「申請代金はすでに払ったんだから全額までは…」

いい終わるより先におばはんがシャウト

代「全額払うわよ!」

か、かわいくない…

おばはん、可愛くないぞ。

もうお好きにどうぞ…

そこまで言うんなら、返していただきましょう。

ただ、今はお金がないと言うのでまた出直すことに。

翌日、事務所にて

再度事務所に出向くと

代「今日はお金がないから明後日きて」

はあ〜?

そっちが行ってきたのにないってどういうこと?!

完全な嫌がらせやだな〜。

そしてまた後日、事務所に行き無事に返金してもらえたんですけど

しれーっと

半額・・・。

あんだけ言っていてそれかい!

そう思ったけど、おばちゃんの負けっぷりがあまりにもかわいそうだったから黙って受け取りました。

ビザ再申請

そして再申請しにインド大使館へ

どうやら日本人のビザは東日本と西日本に管轄が分かれているみたいで、大阪側の場合は連絡が遅いのが当たり前の様。

実際にミゾヨコが二度目の申請したときも、大使館に行く予定日になっても連絡が来ておらず、オンラインで1月8日に申請してから出来上がったものを取りに行ったのが21日で2週間かかったことに。

なので大阪側の人は申請は余裕をもって行った方がいいです。

そのせいで私はネパールビザの期限を延長しなければならず、さらに出費がかかりました。

はぁ〜、なんだかお金も時間も無駄にしたインドビザ申請でした。

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